見出し画像

気持ちだけでもすぐそばに。

SNSのコメント、情勢、流行り廃り。いろんな情報が良くも悪くもすぐに知ることのできる時代です。

休憩のつもりでちょっとSNSを覗いたら‥。

こちらではどうすることもできない天災‥。

知らない間に流行っていた歌や物‥。

同じ世界に生きているのに、なんだか自分だけ取り残されていくような気持ちになることもあります。

たまたまその日だけ体調を崩しているとき、何かでうまくいってないとき、誰かから悩まされることを言われたとき、そんなときはいつも以上に一つ一つの言葉が刺さりやすくなってしまいます。

そんなときには、都合の良い言葉だけで周りをうめた方がいい。聞き心地の良い言葉だけ。いいんです、無理して「聞かなきゃ」って思わなくって。敏感になっているぶん、良い言葉もいつも以上に入ってくるようになっていますから。

ぼくだってそんな日くらいあります。というよりしょっちゅう。それはそれで考えものかもしれませんが‥(・・;)💦

うまくいかなくて落ち込むし、変な言いがかりはつけられるし、SNSの使い方には悩むし。30歳までこの状況が続くようであれば仕事をやめて‥と、その先も考えています。つい先日、遺書を書きました。ネガティブな意味ではなく、そのくらいの気持ちで今年はやり方を変えて頑張れよって意味で。鼓舞ですね。


日によっては訳もなく泣きたくなったり、落ち込んだり、もうダメだと悲観したりしたくなるときもあるでしょう。力になれなかったとしても、その人の近くにいていつでも話を聞ける状態にしていたい。

返事なんかしなくたっていいからただ一方的に聞いてほしい、それでもいいです。話すことで、一旦口に出してみることで、整理されるのであればどんどん話してほしい。でも、物理的にすぐそばにいることは難しい。いつもは無理です。でも、気持ちだけは、気持ちだけはそばにいられる。いたい。

スマホをとればすぐに連絡ができる時代。

「こんな時間に‥」「相手も疲れてるだろうから」「急に連絡されても」そんなのかまいません。ぼくの場合はね。だからいつでも遠慮なく「きいてー」と言ってほしい。ばーっと喋った後に「はぁ、疲れた。寝るね」でいいんです。

言葉は伝わってほしいことほど、もどかしくなるくらい伝わりにくく、嫌な言葉ほど伝わりやすい。たぶん、危機管理能力なんでしょう。嬉しい言葉って素直に聞けないんですよね。照れなのか疑いなのか。

でも、嫌な言葉はそのままの意味で聞けてしまう。嬉しい言葉を素直に受け取って喜んでいたとき、何かのタイミングで実は嘘だったと知ってしまった場合、傷ついてしまうので、その予防的な感じなんでしょうかね。「そうだよね、褒められる訳ないんだもん」と思っておけばぬか喜びにならなくて済む。ぼくはそんなことは言わない。だから信じてほしい。

しかも嫌な言葉って強いじゃ無いですか。言い方とか響きとか。だからより、聞こえやすくなってしまう。

だからね、ぼくはなるべくそういうときには濁音の少ない言葉を選ぶんです。

濁音って音が強いでしょ。意味ではなく聞こえの問題です。濁音を少なくして、今の自分の気持ちを伝えられる言葉を選ぶようにする。

「それいいね!」

「あー、わかるわかる」

「そんなことないよ!こう言ってたの聞いてたしさ」

こんなこと、わざわざ言うことじゃ無いかもしれませんけどね。でもそれで「話してみてもいいかも」と思ってくれたら嬉しいじゃないですか。

なんでもない話でいいんです。さっき見たテレビがおもしろかったでも、遊びで絵を描いてみたでも、眠いけどなかなか寝付けなくて〜でも。

返ってくる声を聞くだけでも変わりますよ。1人だと1つのことを反芻しちゃいますからね。

あったかい気持ちを、いつもここから。
そして、安心して戻れる場所に。



ナレーター
有野優樹(ありのひろき)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?