裏声には種類がある!仮声と頭声【ボイトレ記事】
皆さんこんにちは!
歌声クリエイターのゆーま(U-ma)です!
今回は『裏声の分類』について書いてみます。
「仮声」と「頭声」の分類に関して、よく分かっていない方には為になると思いますので是非最後までご覧ください!
仮声とは
まずは「仮声(かせい)」から説明を始めます。
仮声には2種類あります。
『支えのない仮声』
『支えのある仮声』
です。
支えのない仮声は、いわゆるピュアファルセット(純粋な裏声)です。
この声に関しては過去にこちらの記事でも紹介しています。
裏声発声の主役である輪状甲状筋の単独運動である為に息漏れが多く、ロングトーンが不可能なのが特徴で歌唱で全く使えません。(輪状甲状筋への単独負荷を与えることに適しています)
支えのある仮声は、歌唱が可能になる裏声のことで、呼気と声帯を繋ぐ喉頭懸垂機構が輪状甲状筋と結びついた状態です。ロングトーンが可能な裏声。
(※フースラーは甲状舌骨筋(地声で喉締め歌いの際に過緊張する筋。間接的に披裂筋群が介入します)の関与のみでも支えのある仮声になるとしていますが声帯筋が差し込まれないので声帯間隙には隙間が残っています=アンザッツ5)
頭声とは
頭声とは、輪状甲状筋の働きに胸骨甲状筋(アンザッツ2の筋肉)と口蓋喉頭筋、茎状咽頭筋(ノドチンコを引き上げるような運動方向)が大きく関与した声です。
声がまろやかで、ソプラノ歌手が多用するような声です。
甲状舌骨筋や声帯筋のような声を前に位置させる役割の筋肉が関与しない為に、声は前に位置せず、平べったさも感じません。
(※アンザッツ4と6は、この頭声の部類に属します)
(※アンザッツ4が純粋な頭声。アンザッツ6が、4の声に輪状咽頭筋が加わる声です)
まとめ
・裏声は「仮声」と「頭声」に分類される。
・仮声は『支えのある仮声(アンザッツ5)』と『支えのない仮声(ピュアファルセット)』に分けられる。
・頭声は『純粋な頭声(アンザッツ4)』となり、そこから『アンザッツ6(4に輪状咽頭筋が関与)』を作り出せる。
今回の記事は発声学領域のお話をなるべく簡潔に書いてみました。
恐らくトレーナーさん向けの内容になりますが参考にしてもらえれば嬉しいです。
さらに詳細まで知りたい方はフレデリック・フースラー著『うたうこと』をオススメします!めちゃくちゃ勉強になりますよ♪
今回も最後までご覧くださりありがとうございました!
これからも『理想の歌声を目指す全ての人へ』有益な情報を発信していきます!!
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