呼吸と発声と姿勢(腰編)の関係性。

ボイストレーニングの教室で、「大きな声が出ない」「呼吸が浅い」と言ったお悩みを頂くことが沢山あります。
そこでまず私が1番初めにチェックするのは「姿勢」。
個人調べではありますが、こういったお悩みを抱えている方のほとんどが、なんと、反り腰だったりします。
(ちなみにですが、反り腰の方、腰痛をお持ちでないですか?
反り腰は腰に負担も掛かるようであるため、腰痛を感じる方が多いように感じます。)

反り腰の場合、息を吸った時に横隔膜という肺の下にある筋肉が下がりにくくなり、結果的に息が入りずらくなってしまいます。

息が入らないということは吐き出せる息も少ない。
声の素は息なので、自ずと発声もしにくくなってしまいます。

なので、「声が出にくい」「呼吸がしにくい」と言った方には、まず反り腰を真っ直ぐにしていくことからアプローチするようにしています。

息が深く入りやすい体づくりをしていくことで、自然と呼吸が楽になり、声も出しやすくなりますよ。

他にも、滑舌が悪い、高音を出すのが苦手、息が続かないなど、その原因を紐解いていくと最終的に反り腰が原因の一つとなる場合もあります。

先ほども述べたように、声の素は息。
材料である息がそもそもない状態では、声や呼吸をコントロールをすることは難しいでしょう。

声や呼吸に悩みを抱えていらっしゃる方は、ぜひ、ご自身が反り腰になっていないかどうか、一度チェックしてみると良いかもしれません。

反り腰の改善方法については、また後々シェアしていきたいと思います。

ひとつの提案、参考までに。







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