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一日100回電話をかけてくる叔母

解離性人格障害と摂食障害について詳しくお話しする前に、私の家庭環境について説明しようかと思います。

家族構成
両親と母方の祖父母と5人暮らし。
一人っ子。
二十歳で実家を出るまで一緒に暮らしていました。

精神科に長年通院している叔母(母の姉)がいます。
叔母は夫との別居や精神状態の悪化を理由に、私が10才の時に実家の近くに娘二人と暮らし始めました。

全ての元凶とも言える叔母の話

叔母が精神的に不安定になったきっかけ。
それはパニック発作をてんかんと誤診され、高校卒業前に決まっていた内定を取り消しにされたからだそうです。
その頃から家庭内暴力が始まり、成人してからはアルコール依存や
統合失調症、強迫性障害などを併発し入退院を繰り返していました。

今、当時の叔母の気持ちを思えば、滅茶苦茶にされた自分の将来へのやりどころのない怒りが祖母や母に向けられたのだと思います。

その怒りの炎は40年以上経った今でも消えることはなく、叔母の中でくすぶり続けています。

なり続ける電話とヒステリックな応答

叔母は気になることや気に食わないことがあると、祖母に電話をかけてきます。
一日100回電話がかかってくるなんて普通です。
祖母に非がなくても謝罪を要求し、叔母の怒りが収まるまで電話は鳴り続けます。
それでも収まらないと、何時であろうが家にやってきます。
早朝でも夜中でも。
事故が多いので、車の運転は近所に引っ越してくる頃には辞めていましたが代わりに原付バイクに乗ってやってきます。
酷いとバイクのヘルメットで祖母を殴ります。
刃物を持ち出すこともあります。
余談ですが、実家には刃先の尖った包丁はありません。
全て菜切り包丁。刺そうとしても刺せない形状のもの。
その刃物を自身に向けても間違いが起こらないように
最低限調理に困らない程度にしか研がれていません。

もちろんそんな状態になれば、私も他の家族も全力で止めますし、そのまま精神科に強制入院、力づくで止められる父と祖父がいない時は警察沙汰になることも少なくありませんでした。

その度に飛び交う怒号。鳴り続ける電話。
嫌気がさし、ヒステリックに受け答えする祖母。
いい加減にしろと叔母をいさめる母。

そんなことが毎日のように目の前で繰り広げられる子供時代でした。

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