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なぜチェコスロバキア歌曲なのか?

「私が歌をリスタートするきっかけとなった曲が
ドヴォジャーク(ドヴォルザーク)の作品だったから。

と今までは答えていたのだけれど。
これもホントのことではある。

日本では合唱曲としても有名な、
スメタナ作曲の「モルダウ」や、
キャンプでもおなじみの、
ドヴォルザーク作曲の「遠き山に日は落ちて」。
どちらもチェコスロバキアの作曲家の作品だ。
(現在ではチェコである。)
それぞれ、もとはオーケストラ曲で、
もっと大きな長い曲であり、
私たちが歌っているのは、そのうちのほんの少しの所である。

でも、この曲たちはとても美しく、切なく、
なんだか懐かしくもあり、
そして熱量とエネルギーを感じないか。

これがそのまま、
私が歌いたい理由だ。
文字にするとじれったいのだけれど。

こんな素晴らしい曲、
自分で歌ってみたいじゃないか。

自分のからだで奏でてみたいじゃないか。

かくして、私のリスタートは
なんとチェコ語を習うこと、もミッションになった。
チェコスロバキアが、チェコとスロバキアになってすぐの頃、
当時、たった1つのチェコ語の辞書は絶版で、
スロバキア語は習えるところすら見つからない。

楽譜を手に入れるのも、CDを手に入れるのも、
解説を見つけるのも困難であったけれど、
まずは手に入る曲から。

「聖書歌曲集」に行き着くには、
まだまだ年月が必要であった。。。

この写真は、ウィーンからチェコ第二の都市ブルノにある
JAMUへ研修に行くバスの中から撮ったもの。
20年ぐらい前の写真だ。。。

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