マガジンのカバー画像

ライフログ

63
私、飯島尚憲のライフログです。エッセイといっても良いと思います。日頃考えている「研究」のことをはじめとして、どうでもいいこと、些細なこと、でもなんか読みたくなる自分の記録を公開し…
運営しているクリエイター

#仕事

プロになるのだったら、仕事の批判は仕事で返す

こんにちは。表題の通り、プロになるのだったら仕事の批判は仕事で返すということが大事だという言葉を、最近になって回想しています。当時お世話になっていた予備校の先生の言葉です。 何よりも、僕には辞書を作って、英語教育を再発明する辞書を作るというライフワークがあります。授業で得た知見を、アカデミアのコンテクストで論文にして、それを参考書で一般の人に届けること。最終の形として、辞書があればいい、と思います(ちなみに、私の執筆協力した参考書がまもなく出版されます)。 伊藤和夫先生(

仕事で追い求めているものがあるのはとても素敵なことだと思う

僕は、うまくいけば、来年4月から都内の予備校で英語講師として働くことになっている。そのための条件が提示されている。そのための努力は惜しんでいない。さて、今日は、仕事で追い求めているもの、というテーマだ。 辞書を作るためには、そのためのフレームワークを構築していないといけない。電子辞書にするのか、紙の辞書にするのか。訳語はどのようにエントリーさせるのか、多義的な語彙をどう記述するのか。などなど、考え出したら考えるべきことはたくさんある。 さて、そんななか、以下のメッセージを

誕生日を迎えて、改めて気分を変えたいと思う

誕生日を迎えた。あと1年後に、30歳になります。なので、今日は29歳の誕生日。29歳になりました。20歳になった時には、何も感じなかったけれども、いよいよ29歳かと思うと、色々思うところがあります。 自分がどこで幸せを感じるのか。それを分析して、メモしておく。ああ、こういう時にボクは幸せを感じるんだな。とか。こういうときに嫌だと感じるんだな、とか。色々と書いて、メモしておきました。 そうすると、2つのことが浮かび上がってきました。 1:仕事で「幸せ」を自己生成できていた

否定することについて書いてみた

仕事柄、他者に否定的なフィードバックを送ることが多い(?) 過去に教員志望の学生に対して「教員免許取って良い授業できたら、教員たちは苦労しないから」と言ったことがある。仕事柄、教員採用試験の問題を毎年解くが「これで9割以上取れないなら、教員になってはいけない」と今とは別のアカウントでツイートしたら、反撃を多数喰らったこともある(とはいえ僕の周りは満点近い人ばかりだった)。 そういえば、昔、研究会で「あなたの頭脳は幼稚園児未満?」とか、20分の研究発表で「あなたはその程度の

今日で退院して7年です

僕は、大学に入学してすぐに、うつ病を患った。最初は軽かった。だから予備校の仕事とか、起業とかもできた。むしろ、そういう仕事がうつ状態を回復させてくれた。自分でも「うつ」状態であると思わなかった。 しかし、起業に失敗するや否や(この話には続きがあるので後述する)。うつがひどくなっていった。事業をたたんで、3日くらい後の朝、起きれなくなった。そのため、入院することになった。長期入院を3回くらい繰り返した。その3度目の長期入院を終えたのが、7年前の9月17日である。 友達に聞い

【目標宣言】独立研究者になるためにすることを書いてみました

① 博士(政策・メディア)→研究+ブログ+授業大前提として、ボクは他人のために頑張れる人間、である。 自分のためには頑張れない性格なのだ。では、他人のためにボクは何ができるだろうか。いま、ボクは研究+ブログ+授業の3本柱で動いている。それを利用して、何かができないか。ボクにしか見えない世界をリアルで見たい、これが全ての活動の源泉となっている。そのために、研究+ブログ+授業の3本柱で、できている。あくまでも、はじめに研究ありき。研究からブログ+授業で伝えて社会の問題を解決

【博士課程】存在しない仕事を作るには打席に立つことが大事である

①存在しない仕事を作るという命題 例えば、僕はこうしてブログを書いています。ブログで生きていける人はブログを書いている人の少数ですが、います。そのような人のことが「ブロガー」ですね。もちろん、ブログで生きていくというのは、大変な苦労があると思っています。リスペクトしたくなります。 存在しない仕事ーここでは自分の脳裏にない仕事のことーをするというのは少なからず「自分でその『存在しない』仕事を作り出すということを意味します。ここで重要なことを考えてみたいと思います。 存在して

【エッセイ】ボクが『完璧主義』から脱出する方法

①完璧主義とは何か?例えば仕事における完璧主義というのは「仕事において完璧の出来を目指す」ということだ。完璧ってなんですか?と問いたいけれどここでは問わないことにする(実はその「完璧とは?」ということが後々重要になってくる)。それについて、先日、友達と話す機会があった。 さて、完璧主義だと思っている人は、多くのことを完璧にしないややっていけないのだとか。人生を生きている感じがしないのだということ。 ここまで書いたが、実はかくいう僕にも、完璧主義の傾向があるのは自分自身でも

【エッセイ】優しさって何ですか?

春が来ましたね。 と言っても、札幌はまだ冬景色ですけど。 先日は、定山渓温泉に行ってきました。 札幌から市営バスで1時間半。 今回は「優しさ」について考えるきっかけになりました。 以下、それについて書いていこうと思います。 ①仕事だから「情」が不要だと思っていた数年前?まで、ボクは「仕事に情は不要」と言っていました。 仕事において、堕ちた人を助ける必要はないという意味です。  例えば、体調不良で今にも倒れそうな人に「体調管理も実力のうちですからね!」と数年前までは平気

【エッセイ】明日からの暮らしに楽しみを

①苫小牧を離れる時苫小牧から帰るときは、必ず放心状態になる。 友達と離れてしまうからだ。 神奈川に住んでいた頃は、空港まで送って行く最中、放心状態だった。しかし、今、僕が札幌に住むことになって、その友達は僕を苫小牧駅で下ろすようになった。友達の車が苫小牧駅に着くにつれて抜け殻の状態になって行くのだ。それは避けられないというか、毎回経験する通過儀礼のようなものである。なぜ、僕は放心状態になってしまうのだろうか。 ②抜け殻と表現した友達友達は、その放心状態のことを「抜け殻」と

仕事で失敗をすることは自然なことだと思う

はじめに 今回は仕事で失敗するということについて、語ってみたい。よく日本では「失敗は悪」という風潮があるように思う。特に、先進国の中でも、日本は押し並べてその風潮が強いというデータもあるとか。そんなに失敗というのは悪いことなのか。失敗というのが、そんなに悪いならば、成功していることはそんなにいいことなのか。今日は、そんなことについて、考える機会があったので、ちょっとここに書いてみたい。 実のところ、失敗した仕事は何もしなかったのと一緒だという意見までいう人もいて、案外、そ