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○○になりきる実験をしました:人とは情報の集合体


こんにちは、ヴァネッサ・パンです。

今日は、私が起業家でありながら、なぜグラビアアイドルをしてるか?という事について、触れてみたいと思う。

このNOTEの読者を含め、5月の経歴記事を読むまで、私の事を「グラビアアイドル」であると疑っていないのではないだろうか?

実際のところ、私が起業してる詳細を現在日本語でしか情報公開してないので、台湾・海外のフォロワーさんの多くは「コスプレイヤー・グラビアアイドル」として認識している。この情報による認識の差について話してみたいと思う。

実験をしてみた

まず、私は12歳のころからコスプレイヤー活動をし続けてきている。そして、沢山のキャラデータベースを貯蓄して、ある日に人が情報の集合体でしかないと思ったんだ。人は、自分の事が一番焦点を向くので、他人にはそこまで興味がないのだ。

だから、「些細の情報で人をタグ付けする、分類したがる性質を持つ」。

このことを逆に考えれば、相手の認識を意図的に変えることによって、あなたはどんな人にもなれる。

私は、ある実験をしてみようと考えた
それは「グラビアアイドルというキャラになりきる実験」。
(芸能人、アイドル、美容師、投資家、何でもなれるが、あえて分かりやすいグラドルを例えとする)

人とは、情報の集合体。

「情報の提供」「情報の裏付け」「必要ない情報の隠蔽」「情報の上限」

グラビアアイドルを情報(属性)でまとめてみると、
「無害」「エロい」「ポジティブな女の子」「定期的に着エロの写真や動画をあげる」「インスタ映えとファッションが好き」「時にはメーカーからの仕事を受けてインスタでPRする」「人に肌を見せる仕事してるからおそらくコンプレックスな部分もある」「実は自信がない」「インドア」

私が観測したグラビアアイドルの特徴である。(独断と偏見で)
情報を与える際に、上記の情報(属性)を模倣してみた。この時点でヴァネッサ・パンに対する関心が薄いフォロワーはすでに「グラビアアイドル」として認識する。他人を認識するのは、意識しないとできないことなんだよね。どうでもいい人は、簡単に分類してしまう。

だけど、昔からヴァネッサ・パンをフォローしてる人には、これらを並べるだけでは、人物像はまだ立体化しきれない。

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情報量をさらに加える。

「情報の裏付け」「必要ない情報の隠蔽」をさらに加えれば、キャラクターがさらに立体的に見える。具体的に例えると、

「どうしてグラビアアイドルになったの?」「グラビアアイドルとしての魅力」「実は昔こういう事があった」「趣味」「SNS更新による情報提供」等。

特に人物像の造形に役立つのが「SNSの更新」。毎日更新していけば、人物が立体化する。そしてもう一度言う、「人は自分以外に、それ程興味ないのだ」。だから、毎日更新するツイートや画像という情報量は、一人の人に対する情報収集の上限となる

基本的に、これ以上の情報を求める人はいないが、もし居たとしたら、ストーカーになる可能性が高く距離を置くようにしよう。

🌸SNSは性質上「投稿者が承認欲求のために自主的に発信してる」だと認識されてるので、投稿を見た人は、自分で情報を手に入れたと錯覚する

アニメキャラを例えよう

アニメの中の登場人物を認識する時、私たちは特徴を捉えようとする。なぜなら、頭の中で位置付けして定義しようとするからだ。

しかし、コスプレイヤーのキャラクターに対する認識は単に位置づけしてラベリングするに留まらない。アニメを見て、受け身に物語を楽しむだけではなく、キャラクターの見た目を模倣するのはもちろん、キャラクターそのものとしての立ち振る舞い、表情、話し方...など存在の同一化を目指す。そのためには、アニメのストーリーから垣間見られるキャラクターの限られた情報をもとに、一人のキャラクターを立体化しなければばらばい。

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「イケメンで格好いいキャラだけど、陰湿で黒魔法を使う。」から、この人の過去を推測して、この人が好きそうなもの、この人ならどんな動き、風が吹くと髪の毛どのように動くかを考える。それによって、二次創作も華開き、自分だけの立体化したキャラを生み出す。

私はこれまでコスプレ、二次創作、思想の模倣を400キャラ以上、こなしてきた。その過程において、人を特徴をより細かく分類して模倣するスキルがほかの方より研ぎ澄まされてきたように思う。

複雑なのに、簡単に捉えようとする私たち。

私たちは、人を認識する時、まず3つの情報を無意識に汲み取る。
1)外見=外側
2)雰囲気=従来のデータベースより推測及び判定
3)表情と目線=内側

上記の三つは、すべて意識する事によって操作できる。
やり方はとても簡単。
まず、自分の事をアニメキャラだと思って、キャラ設定をする。
アニメを見るとき、なんとなく好きな「属性」があるよね?


「眼鏡」「知的」「成績いい」「スタイルいい」「誰からも好かれる」「ちょっとした時に手助けしてくる」「生徒会長」「家がお金持ち」
これは・・・よくある生徒会長の設定。

では、この設定を現実に応用するとしよう

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1)外見の「眼鏡」「知的」「スタイルいい」は眼鏡買って、体を鍛える。あとは、知的な髪形にすれば完成する。

2)雰囲気の「家がお金持ち」「生徒会長」はデータベースから、この属性を持ってる人を観測する事によって、模倣で出せる雰囲気の事。

例えば、家がお金持ちの人は、モノがちょっと汚れたらすぐ捨てる(買い替えればいい環境にいる)、人に何かやってもらうの当たり前とか。○○クラブの会員だとか。情報が細かい程、信用性が高まる。

3)そして、「誰からも好かれる」「ちょっとした時に手助けしてくれる」を表現するには、(3)の目線と表情である。人に好かれる人を観測して、目線と表情を模倣するのだ。いつもニコニコしてる・頼もしい・人に与える事に抵抗感を感じない・金払いがいいとか、雰囲気だけど、無意識にやってると思わせるのがポイントだ。


実験で分かったこと

読者の皆さんには、私たち誰もが他人の事を「情報」としてしか認識していないということが、ご理解いただけたのではないか?

相手が情報であるのと同様、あなたもまた、周囲の人から見れば情報の集合体にすぎない
私、自分の事、深く考える事があんまりない。なぜなら、私が自分をどう認識するかよりは、「他人がどう思うか」で、「私の情報体が形成される」からだ。

「自分のことを他人がどう思うか、どうでもいい」けれども、
「他人にどう思われてるかは、意識して振る舞う必要がある」。

なぜなら、それが「あなた」になるから。

与える情報を根本的に変える事で、あなたは全くの他人になる事も出来る。私たちが一人旅や海外に行くときに、感じる解放感もそこから来てるのではないだろうか。

主人格は一つしかないけど、どの情報を引き出し、どの情報を相手に開示する事によって、無限に疑似人格を作り出す事が出来る。人は誰にもなれる。

グラビアアイドルの時の私をみたことある人は、ほぼ全員、そう言う。「ヴァネッサが社長である時の顔が想像できない。」逆もそうで、経営者仲間にグラビアの時のオフショットや動画をみせると、「誰!?」と皆びっくりする。1セットの情報の認識が、情報の上限に達してるからだと考えられる。

情報が細かい程、人は信じる

人は、物事を主観的に判断する。

だけど、私は自分の目と耳を信じない方がいいと思ってる。

なぜなら、他人を利用しようとする人達(詐欺師)は、人間のその性質をよく知ってるからだ。

人は自分の中に蓄積された経験や情報の範囲内でしか、他人を分析し、判断することしかできない。自分の目で見えるもの、見たものを信じるしかない。相手の事をググって、調べるにも、限界がある。

24時間一緒にいるわけもないし、「情報の隠蔽」は簡単にできてしまう。

人と会う時は、まず疑いから入る人は、意外と少ないものだ。用心深い一定数の人だけが、はじめて人に会うときに、慎重に相手のことを判断しようとするが、そんな人でも「細かい情報」には簡単に騙されてしまう

「水を飲む時の癖」「座り方」「話すときの目線」「ご飯の食べ方」等々…、これらも、意識すれば簡単に変えることができるものだ。

そして、細かいから、そこまでする人いるかな?と、慎重な人は自分を疑うようになる。自分の判断は信用度が高く、自分を疑いたくない心理が作動するのだ。

こうして、相手を利用しようとする人が意図的に与えた情報を、自分で勝手にくみ取って認識し、相手のことを信じてしまう。

だまされた後に「でも、そんな人には見えなかったんです」「私の経験上、こういう癖がある人は、そんなことをするはずがありません」。慎重な人が相手に裏切られたあとによく聞く言葉ですが、このような経緯で騙されてしまうように思う。

SNS上で疑似人格を作り、相手を信じ込ませることで、人を利用しようとする人も多くみられる。自分は相手から与えられた情報だけで信じていないか。誰かを信じる前に、立ち止まって考えなければならない時代なのかもしれない。

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