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ほぼ素人がゆるく手がける完璧を目指さないguitar DIY 17 残響!ブリッジとスプリング交換!!

ども VNDです 花粉症で参ってます
久しぶりのギターDIY やっちゃいます

ギターDIYのアイデアがたくさんあって
完成させて終わり ではなく
少しずつ様子を見ながら 予算にあわせて
変えれるところを探してます
さっそくいきましょう!

◉交換する目的とモノ
・ブリッジのコマが摩耗+高さの均一化を図る
・生鳴りで響くスプリング部を変えたらどうなる?
・1.2弦のテンションを保つリテーナーを変えてみたい
....ということで

①トレモロブリッジのコマ交換
②トレモロブリッジのスプリング交換
③フローティング?ベタ付け?
④おまけのストリングリテーナー
が今回のメニューです

では①から
元からついてるブリッジのコマが質の良い物ではなく
弦高調整の時に無理な高さになってしまっていたり
ミュートがしにくい という悩みもありました

そこそこ長いこと使ってるのでコマの何個か
弦が乗ってる部分が溝のような形で掘れてきたこと
良い意味で昔っぽい作りのパーツなので
ズレにくい物に変えておきたいな と思い交換

このコマ交換が結構クセモノ
サイズが大まかに3種類
幅が10.5mm 10.8mm 11.2mm 
たったの0.3〜4mmでかなり弦ピッチが変わるので
普段10.8で慣れてる人は 他のサイズは違和感を
感じるはずです なので変えるなら
普段の慣れてる弦ピッチがどのサイズなのか
ノギスなどで手持ちのギターを調べておくのも◉

今回コマだけ変えてますが 本来はシンクロ本体ごと
交換していく方が 本当はオススメです
音質的なものはその方がハッキリ変わります

シンクロについているイナーシャブロック という
ブロックの素材の厚さや 金属の種類が変わると
音の変化もかなりあります

今回のようにコマだけ交換なら簡単ですが
シンクロ本体ごと交換時は 穴加工が必要になりがちで
不安な方はリペアに出した方が賢明です
ギターの弦長 スケールと言われる部分にかかるので
プロに任せた方が安心です
練習台にできるギターがあればやってみるのもアリです

画像1
左 GOTOH  右 元のヤツ
画像2
画像3
左が新しいもの イモネジ長い…

・元のは11.2mmの幅広めのコマで
これだとピックアップに対してやや弦がひろがっている
並びもややキツめな感じもあるので10.8mmにして
無理のない並びへ変えたい

・コマの高さを変えるイモネジも
変な角度の物が何箇所かあるのをそのまま我慢して
使っていたのでセッティングが大変
よってバランス良くできる物へ

・弦が乗るサドル部分もフラットから
ハマりやすいV字の形状にすることで
チューニングの安定と音質の変化を狙う

気をつけるのは 元のコマはイモネジ短い+フラット
この高さを把握しておく


V字の分で弦高が下がってもイモネジが長いので
弦高下げた時にイモネジが出る長さがどうなのかと
弦高は好みの高さにできるのか がカギになる

重さは2つとも同じ5g程度 ステンレスとか
カーボンなどの素材は試してないので断言はできないが
変えた後は新品であることや
弦を張り替えたのもあり ジャリンとブライトで
低音 中音 高音域までフレッシュな感じになる

音色というよりは粒感が揃ったような印象
肝心の弦高は元より気持ち高くなってしまった
イモネジの高さが影響している為である
あまりに気になるようならイモネジ移植も考える
元のコマよりも若干イモネジが高い分
コマの角度が立っていて弦のテンションが
1.2.3弦を中心にほんのり強くなった

V字の部分に弦が収まって チョーキングして
弦がコマの上でズレにくくなったことも 
テンションが強く感じる要因の1つかも

フラットのサドルのメリットは
ここが良い塩梅にルーズで
チョーキングやテンションは楽に感じる

11.2から10.8へかえるとコマとコマの間が
薄いピック1枚分空くようになる

画像6

そこまでガタツキはないのでこれで良しとします
弦のテンションが強くなりすぎて気になる場合は
後にフラットに戻しているかも....
いや...シンクロごと交換ですね....

②のスプリング交換にいきます
今回つけるスプリングはRAW vintage
ビンテージギターにつけられていたスプリングを
再現したもので 柔らかくスプリングが太い
このスプリングの特性としてストラトの個性である
弦振動の残響音が強調され 倍音が増すとのこと....?

ちなみに今つけているのはやや硬めのSCUDという
メーカーの物...だったはず 
最初についていた 柔らかめのスプリングが
スタジオのデカめのアンプで鳴らすと
すこぶる相性が悪く 音量を上げると
スプリングが共振してしまう為
硬めのスプリングにして 隙間にスポンジを入れ
ベタ付けにして なるべく抑えていたような気がします

家の小型アンプで鳴らすことが多いので
ジャリンと響くのを強調させ リバーブ感を狙う

バネ自体をたわませると
SCUDのは引っ張りの強い感じ
RAW vintageはかなり柔らかい
振動に関する事は うまく説明する自信がないので 
主観ですが 記しておきます

③フローティングとベタ付け

・変更前
SCUD?スプリング5本 硬め 
ブリッジフローティングなしのベタ付け 
スプリングハンガーは普通くらいの締め加減

→鳴り方は締まったソリッドな印象で
ストラトのシングルコイルのエアー感はあまりない
スプリング自体も多少鳴りはしても
硬めに抑えられている分 ネックやボディの方が
しっかり振動を拾ってくれてるような印象
音色がマイルドに聞こえるのは
コマの材質やトレモロブロックが亜鉛系の為か?

・変更後
RAW vintage 5本 かなり柔らかめ

フローティングとベタ付け 両方とも試奏
まずベタ付けセッティングから
・柔らかい分ハンガーはかなり締め込み気味
浮かしてないので チューニングのズレが少なく 
スプリングの鳴りも 多少アリ
スプリングが柔らかいからか
低音〜中音の鳴りが前よりも多少ふくよかな印象

これじゃスプリングの良さを引き出せないような...
と悩んで フローティングを試してみる

フローティング時 スプリングハンガーは
ブリッジの隙間がレシート1枚分になるようにした
弦の張力とスプリングの張力のバランスを良いところで
収めるのが難しく慣れが必要だと思います

画像5

この赤い部分の隙間です 
アームを使いたい人や スプリングの鳴りを最大に
活かしたい人はこのセッティングが鬼門
色々セッティング方法があり正解も人それぞれ
その中でもオススメはこの方の説明動画

狂わないシンクロのセッティングとは?

あくまで1つのやり方なので参考にどうぞ!
最初は大変でした! 特に弦張りたては
チューニング落ち着くまで すぐズレると思います

アームを多用したい人がフロイドローズ使う理由が
良くわかります笑 

ただフローティングならではの「鳴り」があるので
この金属的な響きの鳴り方が好きな方は
シンクロのフローティングはハマりますね

実際試してみると確かにスプリングまで鳴っている感は
ベタ付けよりも強く エアー感も増す
ただ木材がダイレクトに鳴っている感はちょっと
薄まっているような気もする

ムムム....これはどうしたものか....
ベタ付けとフローティングを天秤にかけた時
アーム使わない チューニング安定した方が良いを
優先してベタ付けにしました
どっちがいいかはアームありなしもありますが
この辺はお好みで!!

④ストリングリテーナーの変更

画像8
カモメタイプと呼ばれるリテーナー
画像7
ゴトー社のリテーナー 作りが丁寧

リテーナーはナットから ペグへかけての弦の角度を
つけるための物でテンションバランスや
弦高にも関わっているパーツ

カモメタイプ→ゴトーに付け替えたところ
ブリッジを新しくして高音弦側のテンションが
強くなったことに加え ゴトータイプはカモメより
弦を強く抑えるタイプなので
1.2弦がかなり弾きにくくなってしまった

かといってリテーナーなしの状態だと テンションが
ユルユルすぎて弦のビビりが起きた
改善する為に
・カモメでテンションを緩くしつつ抑える
・ゴトーについていたビスが長いのでコレを使う
・ビスにはめていた高さ調節の筒を2コ使う

こうする事で弦のテンションは好みの強さで
キープしたまま 弦高も適正に直せた

こうして今回のDIYはまとまりました
ここまでやると後はペグの交換と
fender製のピックアップかな.…と思います
2022年内を予定します!
それでは また!!

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