石田橅と申します。
2022年5月現在、大学四年生の石田橅(いしだぶな)です。
名前(筆名)の由来について説明しておきます。
石田は単純に語感のよろしさに惹かれました。
橅とは本来はブナの木を連想されると思うのですが、私の場合観光列車の名前が元ネタになっています。
その列車は『リゾートしらかみ 橅編成』。青森県と秋田県を結ぶ五能線を走る、大自然をモチーフとしたJR東日本の定期観光列車です。「リゾートしらかみ号」で一つのブランドとなっており、他にも青池編成とくまげら編成がその名を共に掲げ活躍しています。車両自体は数年前にJRの最新技術を凝縮した新型車両に置き換えられたものの、ブランド自体は90年代後半に産声を上げています。そんな橅編成は、色々と私にとって最も思い入れの深い車両です。
この列車の特徴は「快速列車なのに特急レベルの座席と個室」がある点です。そんなに高くないのに、素晴らしいロケーションを巡り、長距離旅行を想起させるようなプライベート感がある個室に乗れてしまうという贅沢仕様。
ここで大事なのは「贅沢な気分になれる」のであって、実際に内装がゴージャスだったり沿線の幸をプロの料理人が振舞ったりといった物理的な華美を堪能することは無い点です。乗客それぞれの楽しみ方、旅の満足の仕方を実現させてくれる自由度の高い列車なんです。
『至れり尽くせりだけでは得られない感動や自由を感じ取れる』、『座席や個室・売店など明らかにそのへんの列車とは違うけど、敷居は高くない』。これがリゾートしらかみの併せ持つ魅力だなぁと感じてるわけです。
話を戻して、私はそんな『誰でも触れられるけどちょっと不思議な存在』に憧れています。今のところはどこにでもいそうな一介のウダウダ大学生ですが、今後色々研鑽を重ね「橅」の名に恥じぬような"独特な"存在になることを目指します。
橅でした!
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