見出し画像

他人事ではなく自分事として考える

自分のエンディングノートを書き始めてから、ふと手が止まる時がありました。
例えば、手が止まったページは資産のページです。
何故止まってしまったのでしょうか?

それは
今まで真剣に考えたことがなかったから。
つまり、他人事だと思っていたから。
だと思っています。

これまで一人暮らしで、並みかそれより少いくらい働いて、普段の生活は困らない程度のお給料。
貯金はほぼ無いに等しいもので、ちまちまと投資信託などをしているくらいでした。
普段の生活にさえ困らなければいいという精神で、脳天気に生きてきた私。
当時は結婚もしていなければ、子もいないし、そんなに資産だっていらないでしょ。
などと考えていました。
昨今、老後資金について取り沙汰されていますが、なるようになる、くらいの考えです。

それが環境の変化により、
「いやいや、これくらいはいるやろ・・・」
という考えにシフトしていきました。
これまでは自分のことだけ考えていれば良かったことが(厳密に言うと全然良くないのですが)、家庭を持ったことで様々なシミュレーションをするようになり、自分を取り巻く環境も考慮するようになったわけです。

自分が置かれている状況を理解して、やっと他人事ではなく自分のこととして捉えられるようになりました。
同時に、そういう状況にならないと、自分事として捉えにくいことも実感。
そこをどのように自分の事として捉えてもらうかは、終活アドバイザーの腕の見せどころであり課題だなと感じています。
現状、私は今のところ何も思いつかないのですが。

手が止まるところもあるかもしれませんが、まずは難しく考えず、書けそうなところから書いていくのは鉄則です。
少しでも書き出すことによって、目標ができたり、夢ができたりすることもあります。
今回の例で言うと、私には「自分の死後、他人に迷惑がかからない程度の資産を書いておけるようにしたい」という目標ができました。
まだまだ資産の欄を埋められていませんが、資産までびっしり書かれたお手本みたいなノートにしていきたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?