日用品、最大の物流連合
要約
物流の24年問題が迫る中、メーカー&卸が運送システムの基盤を共同で運用する。
後に運送も共有できるようにするとのことだ。
今まで運送業者にかかっていた負担が働き方改革によって浮き彫りになり、懸念されてきた24年問題。
中でも荷下ろしは労働時間を長くする最大要因であった。
検品に時間がかかることもあり、長くて半日が待ちの時間となることもあるという。
だがこれからは運送システムを使用することでメーカーと卸間で積荷された物を共有される。
そうすることで検品の手間を省くというのだ。
4割の時短に期待できるという。
国交省も荷下ろしの時間を割かれていることは把握済み。
その中で荷下ろしの時間を1時間以上縮めることを荷主企業に求めている。
つい6月にも国は問題対策として検品作業の効率化をあげていたくらいだ。
今後は共同運送の中にルートの効率化を行い、配送スケジュールの自動算出を取り入れる計画だ。
感想
1人の力では限界がある。
これは企業でも同じことだ。
今回10社が示したのは、共同による解決だ。
国は各企業に求めるのが精一杯で、企業間で協力してくれなど言えないだろう。
現時点であるかはわからないが、2・3社以上または物流が発生する上流と下流間での共同であれば、補助金や支援金を交付する制度を国が設けるのもいいのではないだろうか。
そして運送業者に今まで多くの負担をかけていたことをこの記事からも痛感できる。
荷下ろし(特に検品)でこれほどの時間を使いドライバーの時間を奪ってしまっていたとは知らなかった。
それがシステムで改善できるのは大きな進歩だと思う。
検品などの照合であればブロックチェーンは相性がいいかなと考えていた。
具体的にどれをどうするまでは考えているわけではないがなんとなく。
これからももっと多くの企業間で共同すれば多くの問題を解決できるのではないかと思えてきた。
それこそ脱炭素や省エネ、SDGsなども企業間の共同で新たな道が開けるかもしれない。
あとは国がどうサポートするかも重要だ。
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