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「廃炉」目標まで30年

東電原発事故から12年を経て廃炉への第一歩が動き出したが、最難関が待ち受ける。
東電は24日午後に処理水を海水で薄めて放流を始めた。

51年の廃炉期間までに放流を終わらす予定。
処理水に含まれるトリチウムの濃度がキーポイント。
放流前に海水と混ぜて濃度を薄めたトリチウムは安全基準値を下回った。
国際原子力機関事務局長は上限濃度をはるかに下回っていると指摘した。

政府は風評被害対策を行う。
定期的に濃度を公表。
基準値を上回る場合はすぐさま放流を止める。
データを透明性高く公表し安心安全を確保する。漁業継続を支援する」と経産相は述べた。

今回の処理水放流は廃炉の過程にすぎない。
デブリを取り出すのが目的だ。
貯めた処理水を放流しなければ次のデブリを貯めて置く所が無くなるからだ。
しかしデブリを取り出すのも大変だ。
デブリは核燃料が金属やコンクリートと一体化したものだが、放射線量が非常に高く近づけない。
ゆえに取り出しにはロボットを使う予定だが、これは確立されたやり方でも何でもない。
実際で出来るかどうかすら怪しい。
このデブリの取り出し方法を確立すること重要となる。
廃炉後もこの土地の利用方法は決まっていない。

費用も課題だ。
廃炉のための予算は計16兆円。
すでに12兆円を支出している。
費用の有無は最終形に大きく影響する。
負担は国民にかかるだけに、国は丁寧な説明が求められる。


感想

この記事を読んで思ったことが3つある。

1つめはコツコツやっていくしかないということ。
10年だろうが30年だろうがコツコツやって確実に進まないと終わりは一生ないということだ。
30年と決めることに参画した人が30年後も生きている保障はない。
それでもやらなくてはならないものはやらなくてはならない。

2つめはわからないことでもやってみることが大切だと言うこと。
わからないからやらないでは埒があかない。
やりながら考え→改善していく。
その最中に失敗もあるかもしれないが考える→改善のサイクルをずっと続ける必要があると思う。

3つめは公表する情報の信用性が大切だと言うことだ。
公表することは誰でもできるが、その公表する情報の信頼性をあげるのが大変だと思う。
測定機器でも校正がとれているかというのが信頼できるものかの指標の一つとなっている。
この情報なら安心と言ってもらえるよ、どの計測器でどう測っているか。
そこまで公表することで初めて信頼できる情報と言えるだろう。
どこまで公表するのか注目して見てみたい。

毎日いろいろなことがおきるけれど、どれも様々な角度で見るととても勉強になる。
自分の私生活に、仕事に活かしていきたい。

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