緊急避妊薬、市販へ半歩
要約
「緊急避妊薬(アフターピル)」を薬局で販売する試験的な取り組みが24年3月まで行われる。
WHOは予期せぬ妊娠を防ぐため推奨している。
日本では「ノルレボ」が11年に承認されているが、医療用医薬品で市販されていない。
海外では市販されている。
アフターピルは性交後72時間以内に服用することで9割以上で妊娠を回避できる。
早く服用すればするほど回避する可能性が高いという。
現状日本では医師の診断後、処方箋をもって薬局に行くことで服用できる。
費用は1万〜2万と海外に比べて高い。
市販されている国では1000円〜5000円程度。
国によっては学校で配られるという。
日本の性教育・避妊への考えの遅れがこのような状況を作りだしている。
20年に「第5次男女共同参画基本計画」が閣議決定されてから流れが変わった。
一般聴取では98%が市販化賛成だった。
課題としては市販できる薬局条件だ。
①特定の薬剤師がいること
②夜間・土日対応可能
③プライバシースペースを保有すること
④ワンストップ支援センターとの連携がとれていること
これらが当てはまらないといけないわけだが該当薬局は都市部に集中する。
未成年の場合は保護者に知られることを恐れて使わないケースもある。
市販化されたとしとも薬剤師を通してでないと買えない。
世界でも約9割の国が薬剤師との対面で販売を可能にしている。
女性が自分の意志で妊娠をコントロールできる環境が必要だ。
感想
アフターピルは市販するべきだと思う。
それもなるべく安価で購入できるようにして欲しい。
妊娠を望まないのは若年層が多い。
そのためお小遣いで買える範囲(3000円〜5000円くらい)でないと意味がない。
日本で薬局で購入できる日が来るのを心待ちにしている。
望まない妊娠は人生を大きく変える。
性交渉中は避妊に失敗したり、欲に負けることもあるだろう。
そこを突いてもしょうがないので薬で対応するしかない。
女性の身体に負担がかかるのは心配だが、望まない妊娠よりも負担は小さいのではないかと思う。
もっと性教育が進み、アフターピルが使わなくてはならない状況が少しでも減る環境になって欲しい。
保険体育の分野でもあり、道徳の分野でもあるので双方で教育して性に対する認識を深められればいいなと思う。
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