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アップル、サムスン出資へ

要約

ソフトバンクグループ(SBG)の英アームが上場する。
アップルやサムスンなど主要半導体関連企業が上昇と同時に出資予定だ。

アームは半導体の回路を設計する。
その設計を基にメーカーは具現化する。
アームの設計の強みは電力効率の高さにある。
スマホ向けバッテリーに適している。

現在アーム社の持ち株はSBG75%、ソフトバンク・ビジョン・ファンドが25%だ。
上場で25%のうち10〜15%を売却する。
想定時価総額は600億ドル越えが予想され、これはSBGが16年に240億ドルで買収した額の2倍以上だ。
中長期保有を目的とした投資家を事前に確保することで新規上場時の安定を保つ。
出社する半導体関連企業はアームの経営動向を見極め、影響を及ぼしたいとの思惑がある。

SBGはアームを買収してからエンジニアの確保し、IOT機器やクラウド用データセンターなどに手も手がけ業績を伸ばしてきた。
エンジニアが社員の半数以上を占め、出資で調達した資金は人材確保にあてる予定。
SBGは出資するスタートアップ企業と連携が取れれば相乗効果は大きくなる。


感想

アームの上場でこれまでにも各社の思惑が絡みあっている。
なんといってもSBGグループの経営の強さが垣間見れた気がした。
買収後の業績の伸びを見たら一目瞭然。
それに伴い時価総額も倍以上となっているから驚きだ。

スタートアップ企業とのシナジーをどう生むかが課題ではないかと思う。
シナジーを産んでこそ買収や共闘の強みだと思う。
それは事業でも同じことが言える。

自分も社内でまだまだシナジーを生み出せていないことが多い。
自分のことで手いっぱいだとなかなかシナジーを考えるに至らない。
もっと俯瞰の目で全体を把握しながら、目の前の細かいことを突き詰めていきたいと思う。

業務でシナジーを生み、
事業でシナジーを生み、
企業間でシナジーを生む。

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