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理事の想い①:岸本 サンドラさん

今回から、団体の立ち上げメンバーであり、理事である3人のそれぞれの想いを紹介していきたいと思います。まずは、岸本サンドラさんに想いを聞きました。

○活動を始めた経緯

私は30年以上前にアルゼンチンから日本にやって来ました。 
日本に来た当初は、日本語も話せず仕事をするだけの毎日でした。
その後、少しずつ日本語を学んで話せるようになって、仕事以外の何かをやりたいなと思っていた時にボランティアに出会いました。
人と会うことと日本語を勉強すること以外知らなかった自分にとって、ボランティアは様々なことを学べる場でもありました。

それから日本語も話せるようになってコミュニケーションも普通に取れるようになりました。
そんな中、社会的な問題を知り、自分でも何かできれば良いなと思うようになりました。

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ある時、私が住んでいる岡崎市で大雨が降りました。
私の家の近くも酷い水害に見舞われました。
日本語はある程度理解していたけれど、それでも周りで何が起こっているのか状況が分からず怖い思いをしました。
次の日になって、周りが大変なことになっていて驚きました。
その時、日本語がある程度話せる自分でも怖い思いをしたのに、日本語を全然話せない方はもっと怖い思いをするだろうなと思いました。

その後、団体を一緒に立ち上げることになった長尾 晴香さんと鈴木 美帆さんとボランティア活動を通して出会い、何かやりたいなと話し合ってこの活動を始めました。
初めはみんなでワイワイ集まって折り紙を折ったり、食事に行ったり、お祭りに参加したりと、小さな活動からスタートしました。
活動していく中で、少しずつ、外国人が日本語を話せるかどうかに関わらず、知らない文化の中で生活していくことの大変さが見えてきました。

その後、岡崎にある施設の見学に行ったり、日本語教室を始めたりと活動の幅を広げていきました。

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○今後取り組んでいきたいこと

私が日本に来た時に比べて、現在は日本にいる外国人も様々なところで活動できるようになってきて、仕事も幅広い分野で活躍できるようになってきていると感じますが、まだまだ私たちが取り組むべきことは多いと感じています。
また、子供向けの活動に力を入れることによって、将来の私たち外国人の状況も更に変わっていくのではないかと思います。

この団体の想いでもありますが、外国人が地域の一員として普通の生活ができるように、やりたい仕事に就けるように、大学卒業までできるように、そのために何が必要なのかを考えて活動していきたいと思います。
この想いは、活動開始当初と変わっていません。

私自身、今は仕事だけでなく社会に参加して貢献できていると感じます。
他の外国人も社会に参加できるよう、活動に取り組んでいきたいと思います。

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