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思い出す練習

はじめてヒプノセラピーのセッションを受けることになり、今日はその事前カウンセリングでした。

ヒプノセラピー(hypnotherapy、催眠療法)は心理療法のひとつで、催眠状態に入って自分の内面と向き合いながら、悩みやストレスの原因を探ったり、解決の糸口を見つけたりする療法です。 ... ヒプノセラピーで催眠状態に入ると、きわめてリラックスした精神状態になり、この潜在意識にアプローチしやすくなると言われています。

事前カウンセリング

当日のセッションでやることをイメージできるように説明してくれて、セッションを受けることでどういう効果を得たいかということをしっかり聴いてくれた。疑問や不安があればそれを解消するための時間だった。

こういったセッションはいままで何度と無く体験したことがあるけど、こうして別日にこういう時間をとってくれることはめずらしいのではないかな。おかげで行き当たりばったり感がなくなって、セッション当日にちゃんと意図を持って臨めるようになった気がする。

セッションまでの準備として思い出すワーク

当日のセッションをより効果的にするために事前の準備としてオススメされたのが思い出すワーク。
ヒプノでは潜在意識にアプローチするため軽い催眠状態になるとのことですが、この状態は決して昔のテレビ番組でアイドルが掛けられていた催眠術とかそういうのではなく、、、私たちの日常生活でもお風呂に入っているときや入眠や目覚めのぼーっとしているときに同じ状態が起こっているそうです。つまりは、リラックスして思考と感覚のバランスがとれている状態のことを指すようです。(いまの理解で)
なので、そういったリラックスした状態において「思い出してみよう」と意図したときに、自然にぼんやりと浮かんでくる思い出をただ映像として眺めているという練習ワークです。

さっそく思い出したのは小学生の頃のある体験

今日電車に乗って移動中にさっそくやってみました。「私はいま何を思い出すかな?」と好奇心を持って自分に問いかけてみると、なぜか実家の玄関の映像が。そしてその先に続いていたイメージは、子どもの頃に小学校から帰宅時に家に入れずに締め出されてしまったときのこと。
母親が不在のときたいていは玄関の植木鉢の下に鍵を隠して行ってくれるのが、たまーにそれを忘れてしまって、家に帰ったはいいけどピンポンしても誰もでなくて植木鉢の下をチェックしても鍵もなくて、ガーンてなるシーン。そして映像は庭の景色。そういう時に、私は玄関から庭へまわってそこでランドセルを枕にして体を丸めて寝てるというのが定番でした。

思考する自分を少し休めて、イメージの解像度をあげよう。

”思い出す”をやっていると、映像のストーリーを追ってこのあとのシーンがどうなるのか見守っている自分と、その映像から「あー、これはあのシーンだね」「こういう時こうだったよね」「このイメージは私にどんなメッセージを伝えているの?」とあれこれその映像を分析して思考している自分と、それを行ったり来たりしてる。
けっきょくは思考の自分が勝ってしまい、「この思い出はこういうメッセージの現れだ!」と結論を急いで出してしまう感じで、映像の方はなめらかに進まない。いくつかの静止画が浮かんでは消えてそして終わってしまうような。
まさにイメージの解像度が低いという感じ。この思考する自分をなくすことはできないし両方の自分がいることが人間の自然なバランスなのだけど、私たちは思考する自分が優位になりすぎているのだろう。これををちょっと抑えてみて、イメージを感じ取る自分にがんばってもらって、思い出のムービーを解像度高くみれるようになることが大事なんだろう。

そしてこれは、潜在意識へのアプローチをしやすい意識づくりと言えるのかな?過去を思い出すことだけでなく未来のビジョンを描くことにも通じるなのかなーって思う。

練習のためにこれからも書き記してみようと思う。



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