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理解しきれない側面があることを理解しようとすることも『慈しみ』の一つ

『探偵!ナイトスクープ 8歳の男の子が憧れの盲目の16歳ドラマーと感動の共演!』

ウルウル……(´;ω;`)しながら見た時のお話から……

涙にどんな想いが詰まっているのかは
少年しか分からないけど……

「ありがとう」は、どう伝えられる?
どう伝わる?
……ふと、そんなことが出てきた。

「ありがとう」という言葉を
文字で書く、声に出して言う……
『ドラムの音』に出す……

『方法』としては思いつくけど……

言葉は『字』の連続で……
声とかも『音』の連続で……
一つ一つを「間」を空けて分解したら
元の言葉から離れてよくわからない。

『字』『音』一つ一つを繋げて
言葉や音楽として成立させても……

心の中は、「ありがとう」の言葉以上に
詰まってるし、
どうしようもなく溢れてくるものが
『涙』として出てきてしまう。

成立させた言葉や音楽以上のものは、
伝える側にしかわからないし

成立させた言葉や音楽を
どう受け取るのかは
受け取った側しかわからない

言葉以上のものを詰め込んで伝えても
辞書を引いた言葉の意味
連続した不規則な『音』としか
受け取れないかもしれない

その逆で、心の中でさまざまな変化が
起きるかもしれない。

しかし、心の中で起きた化学反応のような変化は、
どちらも明確に知ることはできない。

伝える『術』はあっても……
伝えられても、伝えきれない

受け取る『術』はあっても……
伝わっても、伝わりきれない

……というのを『理解』すること

理解しきれない側面があることを
理解しようとすること……それも慈しみの一つ。


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