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すぐに答えを出すのではなく、価値観を一緒に言語化してくれる。コーチと話すと前向きになれるんです。【visions MEMBER INTERVIEW vol.2】

visionsを通してどんな出会いや気づきがあったのか、普段visionsを活用してくださっている方にお話をお聞きする【visions MEMBER INTERVIEW】。vol.2では、東海エリアでビジョンを掲げて活動している学生団体をつなぐ「東海こころざし縁日」の運営にも関わってくれている、赤堀真敬さんにお話を聞きました。

(話し手)
中京大学 赤堀真敬さん

(聞き手)
visions編集部/鳥本菜々美
京都大学卒業後、株式会社パラドックスに入社。関西圏のクライアントを中心に、企業ブランディングやクリエイティブの制作に従事。2021年、ビジョン・価値観への共感でつながるプラットフォーム「visions」の立ち上げにジョイン。志ある組織や人の取材、学生さんの価値観を言語化するコーチング、価値観をもとに人々が集うイベントの運営など「visionsの何でも屋」として奔走中。自身のビジョンは「人の物語を通じて、無意識に課している制限に気づくきっかけを提供する」。

ーーまずは、visionsを知ったきっかけを教えてもらってもいいですか?

vol.1でお話ししていた岡崎さんと、ボランティア活動を通して知り合いだったのですが、彼女からいきなり連絡があって、「こんなのがあるよ!」って。それで、学生コミュニティFUEKIに参加したのがきっかけです。当時僕は、障害者スポーツのボランティアや東北の震災ボランティアなど、いろいろな活動に参加はしていたものの、自分がどんなことをやりたいのかがわからなくて、自信が無くなってて。それで飛び込んでみたのがきっかけです。

ーー参加してみて、どんなふうに変化を感じていますか?

想いを言葉にすることができるようになったところですね。一番最初は何をやりたいかもわからない。自分の大事にしているものを言語化できない。そんな状況でした。たとえば、「人の役に立ちたいから、それなら公務員かな」と言ってみたり、やっぱり違うんじゃないかと思ったり。とにかく迷走してましたね。コーチングを受けたり、MyVisionで自分の内省を深めたりと、1年近くかけてやっと言葉になってきた感じです。

ーー思いを言語化するという行為は、慣れないうちは大変だったのでは?
そうですね。すぐに変化があるわけではないですし、疲れるな、嫌だなと思うこともありました。でも、キャリアブランディングコーチのりゅうせいさん(木村竜成)が、親身に面談で向き合って、ぐちゃぐちゃした思考を一つ一つ整理してくれて。「次の面談までにこんなことを考えてきて」と宿題を渡してくれるから、自分もがんばらないとな、と思えました。

ーー他のサービスの面談との違いを感じるポイントはありますか。
 
他の就活エージェントさんだと、2、3回目くらいの面談ですぐに、企業さんを紹介いただくこともあって。でもvisionsは短期的に何か結果を出そうというよりは、長期的に寄り添ってくれる感じがあります。丁寧に価値観に向き合ってくれる。だから面談が終わるとちょっと元気に、前向きな気持ちになれるんです。

ーMy Visionの機能はどんなふうに活用していますか?

結構ちょこちょこと更新していますね。もちろん、ビジョンって正解がわからないものなので、書くのは難しいんですけれど。逆にこれって固めすぎずに、その時その時に思ったことをメモして、更新し続けて、思いを言語化することを癖にしています。続けることが大事だなと思います。

赤堀さんのMyVision(一部)

ーー自分の価値観に向き合うようになってから、面談以外の時間にも何か変化はありましたか?

すっごく変わりました。それまでの自分は、ダラダラ過ごしちゃってたなって。それに、FUEKIやvisionsを通して、活動に打ち込んでいる同世代の学生さんと出会えたことも、刺激をもらっています。1on1を申し込んで、お互いの考えをシェアしたりすると、自分もがんばろうって思えたりします。いま取り組んでいる東海こころざし縁日の活動は、今度は自分がそういう刺激を提供する側になりたいなと思って、関わらせてもらうようになりました。

ーーvisionsを活用するようになってから、特に印象深かった出会いはありますか。

2つあって。1つはvisions campという軽井沢で行われた1泊2日のイベント。全国から学生さんと社会人の方が集まって、焚き火を囲んで自分の価値観について対話する場だったんですけど、それがとにかくもう印象的で。ポジティブな面だけでなく、自分のコンプレックスに近いようなことも話したのですが、その時僕、涙が出てしまって。でもそれを笑う人なんて一人もいなくて、じっと耳を傾けて向き合ってもらえたのがとてもうれしかったです。ああいう熱量の高いイベントは、また参加したいなって思います。

visions campの様子

もう1つは、企業さんへのインタビューに同席させていただいたこと。そこで、自分の価値観に合ったロールモデルになる社会人の方に出会って、新しい自分に巡り合うことができたんです。結果的に、卒業後はその企業に入職することを決めました。

他の就活サービスでは、「こういうことをやっているよ」という情報は得られても、そこで
働いている人の内面まで知ることはなかなかできなくて。実際にお聞きできたり、記事を通してビジョンに至った背景を知ることができるのがうれしいです。

ーーどうして、働いている人の価値観を知ることがうれしいのでしょうか。

「何をやっているか」だけだと、正直まだ仕事をしていない僕では想像が及ばないこともあります。でも、どんなことを大切にしているか、という価値観の話であれば、自分と共通点があるかなとか、こんな考え方もあるんだ、というふうに取り入れやすいのかなと思います。それに、組織と自分の価値観が揃っていると、ミスマッチも少なくなるんじゃないかなと思っています。もちろん、自分と価値観が完璧に一緒な組織があるとは思っていないのですが、その重なりが大きい方が、前向きに働けそうだなと思っています。

ーーどんな時にvisionsのコンテンツを利用したいと思いますか?

自分の思考を整理したいときには、面談をお願いしたいと思います。悩んでいるときは、思考がぐちゃぐちゃなので、自分ではどうしようもないこともあります。そうした自分の思考を、一つひとつ丁寧に整理してくれるので、面談後はすごくポジティブな気持ちになります。困ったらすぐ相談しちゃいます(笑)。

もう1つ、自分の世界を広げることを意識していて。それでイベントに参加することも多いです。元々、「人の心に寄り添う」というのが僕にとって大事な価値観で、じゃあ寄り添うってなんだろう?というのを考えていて、経験の幅が広いことだという結論に辿り着いた。自分が幅広い経験を積むことで、相手に共感できる部分が増えて、より多くの人に寄り添えると思っています。そのためにいろんな世界を知ろうと思って、人と会いにいく機会として活用することが多いですね。もちろん、すべてが自分にぴったりなわけではなくて、やってみた結果合わない環境だったこともあります。でも、合わなかったと気づけたことが大事かなと思っています。

ーー最後に、赤堀さんがvisionsを勧めるなら、どんなふうに紹介しますか?

自己分析をしたけど、いまいちピンときていない人、価値観を大事にして将来を選びたい人におすすめです。自分への理解って、自分一人で考え込むというよりも、人と話したり、たくさんの世界を知ることでどんどん深まっていくものなのかなって思います!

ーーありがとうございます。「ビジョンや価値観に共感してつながる。そこから新しいものが生まれてくる」というのは、まさに私たちが実現したい世界観なので、赤堀さんの世界の広がりが自分のことのようにうれしく思いました。これからもぜひ、よろしくお願いいたします。


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