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「はたらく」っておもしろいのかも。想いを持って仕事に打ち込む社会人との出会いが、気づかせてくれました。【visions MEMBER INTERVIEW vol.1】

visionsを通してどんな出会いや気づきがあったのか、普段visionsを活用してくださっている方にお話をお聞きする【visions MEMBER INTERVIEW】。vol.1では、現在visionsのインターン生としても活動している岡崎菜々子さんにお話を聞きました。

(話し手) 神戸市外国語大学 岡崎菜々子さん
▶︎岡崎さん自身の活動については、こちらの記事もぜひご覧ください!
失敗することを覚えると、人はほんの少し柔らかく強くなる

(聞き手)
visions編集部/鳥本菜々美
京都大学卒業後、株式会社パラドックスに入社。関西圏のクライアントを中心に、企業ブランディングやクリエイティブの制作に従事。2021年、ビジョン・価値観への共感でつながるプラットフォーム「visions」の立ち上げにジョイン。志ある組織や人の取材、学生さんの価値観を言語化するコーチング、価値観をもとに人々が集うイベントの運営など「visionsの何でも屋」として奔走中。自身のビジョンは「人の物語を通じて、無意識に課している制限に気づくきっかけを提供する」。

ーーまずは、visionsを知ったきっかけを教えてもらってもいいですか?

岡崎:大学2年生の6、7月ごろ、学生コミュニティ「FUEKI」を紹介してもらったのがきっかけです。当時私は、子どもたちに防災の大切さを伝える活動に打ち込んでいて、活動を通して出会った友達の誘いで、参加してみようと思いました。

ーー最初の印象は覚えていますか?

FUEKIでは、大学生同士で話し合って価値観をふろげる全体プログラムに加えて、自分の内省を深める個人面談を受けられます。最初の面談で、防災と外国語、どちらを選ぶべきなのかと相談したら、キャリアブランディングコーチのれいさん(岡村玲)が「どっちもやればいいやん」と言ってくださって。あ、どっちもやっていいんだ、って。

当時、自分の周りには活動を理解してくれる人がなかなかいなくて。「外国語大学に通っているのに、なんで防災なの?」って。だから、自分がやりたい!と思っていることを素直に応援してもらえたのがうれしかったです。

2カ月間のプログラムが終わった後も、活動の中で悩んだり迷ったりしたときに時々面談で相談していました。ただ、その頃は東北での震災ボランティアに参加するため、アルバイトで忙しかったので、プログラムにはあまり参加できていなかったです(笑)。

ーーその後、インターンを始めるきっかけは何だったんでしょう。

大学2年生の秋ごろ、自分の活動を続ける中で違和感が出てきて、モヤモヤとしていた時期があったんです。れいさんとの面談の中で「防災に限らず、想いを持っている人のサポートをしたい」とぽろっと言ったタイミングで、それならインターンをやってみない?と誘ってもらいました。

運営に関わるようになって、自然と企業さんのイベントにも同席するようになりました。そして2年生の1月末に参加したイベントで、めちゃくちゃかっこいい社会人の方に出会ったんです。

イベントレポートはこちら

ーー「自分自身も輝き、人を輝かせるためのあり方とは」をテーマにしたイベントですね。

はい。当時私は、東北の震災ボランティアの活動をする中で、一緒のチームでやっているはずなのに、メンバーが楽しんでくれてないことに悩んでいて。今の自分に必要なことを知れるんじゃないかと思って参加しました。

今でもはっきり覚えています。「働くことって何が楽しんですか?」と質問した時に、「社会人は責任ある青春だと思っています」と答えてくださって。その言葉を聞いた瞬間、背中がゾワっとしました。それめっちゃいい!自分もそうなりたい!と思わせてくれる、ロールモデルがパッと目の前に現れた感じでした。

その後別の方の質問に対して、「あの会社に入ったお前がすごい、じゃなくて、お前が選んだならよっぽどいい会社なんだね、と言ってもらえるように頑張っている」と答えてらっしゃったのも、東北での活動に悩んでいた当自分にめちゃくちゃ刺さりました。

ーーイベントに参加して以降、何か変化はありましたか?

もともとはみんな仕方なく働いてると思っていました。でも、一人ひとり人生理念があって、あくまでその手段として仕事を選んでいる社会人がいる。「はたらく」っておもしろいのかもしれない、と思えるようになりました。

そして、社会人の方のお話に目が止まるようになりました。visionsの記事の中でも「これからの生き方学」に登場する社員さんの記事を読んで、変な大人だな、世の中にはこんな人もいるんだな、と思ったり。もともと家族が公務員ばかりだったので、世の中にはこんなおもしろい仕事があるんだな、と知ることができることもワクワクしました。

ーー記事の中で印象に残っているものはありますか?

例えば、活動を通してどういうふうにメンバーをモチベートしようかと悩んでいた時には、「人と組織のエンゲージメントを高める」というテーマで語られていたNEWONEさんの記事を読んだりしました。他には、社会福祉法人フラットさんの記事は、「福祉の熱源、千葉にあり。」というタイトルに惹かれて読みました。そうしたら、今まで福祉の世界に触れてこなかったけど、意外とありかもと思ったりして。そういう業界みたいなフィルターをかけずに出会えるのはいいなって思います。

visionsのサイトを開いて一発目に目に入るのは「想い」。記事をひらいて一発目に目に入るのも「想い」。いわゆる「すごいキャリア(若手で管理職になるなど)」「クレイジーな人生」を持っている人もいるけど、肩書きや実績ではなく、個人の純粋な想いがたくさんあるからこそ、自分との差を感じる前に、純粋に感動・感銘を覚えます。たしかにすごいんだけど、自分もそうなりたいと思える距離感というか。そこに価値を感じています。

ーーどんな時にvisionsのコンテンツを利用したいと思いますか?

まず、自分の視野を広げたいときや、なにかモヤモヤと悩んでいて、自分に刺さる言葉を探している時は、記事を読むようにしています。SNSみたいな感覚でパーっと見ていることも多いです。気になるタイトルやサムネイルがあったらクリックして、「この記事の言葉」にピンときた記事は、あとで読み返したりしています。

面談を受けたくなるのは、一人で考えすぎてわかんなくなっちゃったときですかね。共感もしつつ、きちんと客観的な視点から気づきをくれて、考えさせてくれるので、そのバランスがちょうどいいんです。あとは、現在就職活動中なので、内定しないと、と疲れてしまった時に自分の話を聴いてください、と相談することもあります。就活のタイミングで急に相談するのではなくて、長期的に伴走して自分の良いところも悪いところも知ってくれているので、大切にしたい軸に立ち戻らせてくれる安心感があります。

イベントに参加するのは、全国の学生と繋がりたいときと、社会人の方の話を聴きたいなってとき。面白い社会人に出逢いたいとき。特に大学2年生の時は、就職活動の文脈じゃなくても、イベントに参加できるのが楽しかった!かっこいい大人にたくさん出会えたことが、今自分がどんなふうに働きたいかを考える上で、原動力になっていると感じます。

ーー最後に、岡崎さんがvisionsを勧めるなら、どんなふうに紹介しますか?

人の想いに触れることが好きな人なら、絶対はまると思います。社会人の方も、学生さんも、学歴とか実績だけじゃなくて、純粋に共感できる、人として素敵だなって思える人がたくさんいるのがvisionsという場所。なんとなくじゃない就職活動をしたい人にも、おすすめかなって思います。

ーーありがとうございます。私たち自身も、こんなふうに活用していただけているんだと知ってとてもうれしく感じました。これからもぜひ、よろしくお願いいたします。


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