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地方自治体のDX成功のカギ

2022年1月に『行政のデジタル化は進むのか?』という内容で下記の記事を書いた。おかげさまで、いろんな方からご意見をいただき、大変感謝している。
※ご興味のある方は、下記よりご一読いただきたい。

あれから、半年。コ◯ナも第6波、第7波と続き、各所で大変な状況にもなった。経済を止めるわけにもいかず、第7波では非常に大変な方々が多かったと思う。
また、国内感染者も爆発的に増加したことから、私の周りでも感染された方が多数いらっしゃった。幸いなことに、私自身は感染しなかったが、今後の状況を考えると、国として一定の方針をしっかりと打ち出すタイミングに来ていると思う。

さて、こんなにもコ◯ナがまん延し、デジタル化が急速に民間に普及した中、行政側の方ではどこまで進んだのだろうか?
そこで、今回は、地方自治体にスポットを当てて、地方自治体がDX化を進めるためのポイントについてお伝えしようと思う。

地方自治体の現状

地方自治体のデジタル化については、千差万別といってもいいぐらいにバラバラだ。非常に進んでいる自治体もあれば、全くといっていいほど進んでいない自治体もある。

デジタル化の幕開け

デジタル化に成功している自治体の例として、新潟県三条市の例を記載する。こちらの自治体では、LINEワークスを導入し、職員のみならず消防署や医療機関などともうまく連携をおこなっている。
下記に導入事例の記事のリンクを貼っておく。

よくある自治体のDX推進事例としては、

  • AIのチャットボットの活用

  • デジタル化による印鑑の廃止

  • 電子申請システム

といったものである。が、こういった事例では、全くもって本当の意味での自治体のDX化が進まない!!

地方自治体のDX化を進めるには??

そもそも、AIのチャットボットや電子申請といったこれまで『成功事例』といわれてきた自治体のDX化は、【住民視点】のものばかりだ。もちろん、行政なのだから【住民視点】というものは重要である。
しかし、この視点ばかり強調しすぎると『デジタルを使う側=職員』が置いてきぼりになるわけだ。

待って〜

DX=デジタルトランスフォーメーションにおいて一番重要なこと、これは民間でも行政でも同じであるが、デジタルを導入することで、これまで以上に『楽』になること!がポイントなのである。
声は、先にあげた新潟県三条市の例で、市長さんもおっしゃってたことだ。

単に、他所もやってるからとか上から言われたからという理由で導入すると、結局次のようなことになる。

①今日からうちもDX化だ!そこで、〇〇というシステムを導入してみました!!
周囲の心の声:えー、めんどくさいな〜。ま、適当に合わせておくか〜

②〇〇システムを導入するにあたって、使い方がわからないからまずは研修から!!
周囲の心の声:また研修かよ。あー今日も残業確定。。。

③〇〇というシステムは、こういった点で利便性があり・・・(システム会社の説明)
周囲の心の声:あーわからん。多分使いこなせたら便利なんだろうけど、私たちには無理ですね。。。必要な時が来たら、わかる人にでも聞いてやろうっと。

④それから3ヶ月後・・・
周囲の声:結局〇〇ってシステム入れたけど、全然変わんないね〜

あなたの職場でも上記のようなことになってないだろうか??これでは、結局なんの意味も持たないDX化になり、ますます住民サービスの質の低下を招く。

デジタル化の本当の意味

デジタル化とは、単にデジタルを使うことが目的なのではない。自分達の生活や業務において、任せられることは機械に任せましょう!ということなのだ。そうすれば、その分だけ自分達の手が空くし、楽になるからだ。

しかしながら、良くも悪くもコ◯ナの影響で、全ての物事でデジタル化を進めることが正解のように扱われつつある。
もちろん、良い面もあるのだが、しっかりと使う側のことを考慮した上でのデジタル化でないと、導入したけど結局使わないから意味がなかった。。。ということに陥ってしまう。

これで言えば、先の三条市の例は、職員さん(=デジタルを使う側)の連絡手段を電話→LINEワークスに、情報共有のやり方をメール→LINEワークスに変えたわけだ。
そうすることで、使う側が楽になる、これがデジタル化の目的なのである。

デジタル化を進めるときは〇〇目線

これからデジタル化がますます促進していく。さまざまなツールやシステムが誕生し、どれをどう使えばいいのか!?訳がわからなくなってくる。
しかし、会社や地方公共団体など、団体においてデジタル化を進める際には、必ずといっていいほど『使う側の目線』を忘れずに!!

使う側が何に困っていて、どういったことを楽するためにデジタルを導入するのか?そして、導入する際にも楽ができるか!?このことを念頭に置いてツールやシステムを考えていけば、必ずうまくいくはずである!

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