見出し画像

子産み教の信者。

ふと、Twitterのタイムラインを眺めていたら、インフルエンサーのマナブさんの呟きが目に入りました。
彼のことは、有名になる前から旅繋がりで存じ上げており、昔から一貫性のある発言や行動、有言実行力を尊敬しています。

これって、アドラーの心理学「嫌われる勇気」そのものだと思いますが、本当にその通りなんです。
マナブさんは「人を嫌う勇気」と、書かれていますが。


これを見て、少し前に連絡をくれた「元」主婦友達のことを思い出しました。
彼女は、要するに「子産み教の信者」であり(この言葉に関しては、どなたかの本で知った造語で、わたしのものではありません。センスあるなあ!と感心しました。確か、女性エッセイストのSさんだったと記憶しております)。

子産み教の信者とは、DINKsに対してことあるごとに、

「子どもかわいいよ!」「産んだ方がいいよ!」「いつか後悔するよ!」
「なんで産まないの?」「なんでほしいと思わないの?」「女性として変!」

などと、悪意なく言ってくる女性のことを指します。まさに、新興宗教の勧誘と同じですよね。

数年間、親しくしておりましたが、いい加減うざったくなったので、「あなたとは考え方が相容れないので、ごめんなさい」と簡単に理由を添えて、距離を置かせてください、と頼み、でも食い下がられたので怖くなって、SNS等をブロックしました。


そんな彼女から、もうほとんど使っていなかったメールに、連絡が来たのです。どうやら、コロナ禍で人生計画が狂い、ものすごく辛い様子。
とても我が強く、プライドの高い人という印象でしたが、

「昔は色々お節介なことを言ってごめんなさい。私が間違っていたと、この数年薄々感じていたけど、今回のコロナで、核心へと変わりました」

のような文章で、読み進めるのに動悸がしました。
最後には、「和解して、昔のように楽しく会って話がしたい。無理かな?」のような提案が記されていました。

わたしは悩んだけれど、読んでて動悸がした=体が彼女を拒否していると判断し、やんわりとお断りしました。


「ママ友といると、子のデキや夫の収入や自分の収入を、他の家庭と比べてしまって辛い」ならば、おそらく、わたしと交流を再開しても、わたしの自由な生活を見てきっと辛くなってしまうだろうなあ……と、判断したのです。
お子さんがいたら、しかも複数いたら、夜遊びに出るとか、思い立って旅行に行ったりとか、まず、できませんものね。

隣の芝は青く見えると言いますが、、コロナのせいで、本当に厄介ですね。


わたしは彼女のことを嫌いではありませんが、マナブさんの言うように、嫌いになれたら、きっと、もっと楽になれると思いました。
なかなか、難しいですね。

また、食い下がられても怖いのでメールも電話もブロックしました。
もし、彼女がわたしのこの文章を見ることがあれば、真意が伝われば幸いです。

遠くから、あなたとお子さん達、ご家族の幸せを願っています。



この記事が参加している募集

スキしてみて

まだまだ物書きとして未熟者ですが、サポートいただけたらとても嬉しく、励みになります。