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ふぅ…やっぱりゆっくりやるか

昨日、2兆2000億字分の知の畑を耕すのに8時間を要した。
え、何の話?

僕のノートPCの外付けHDD(ハードディスク)がヤバいのだ。
そろそろ動きを止めそうで。
モバイル用のHDDなのに常用しているのがよくないらしい。

うちには何台もPCがあるが、僕がふだんよく使うのはノートPCとデスクトップPCの2台。
そこにはHDDやらSSDやらがいくつか繋がっている。

この図でいえば、右上のHDDが悲鳴を上げているのだ。
これが止まってしまうと僕は大いに困る。
僕の遊びも仕事も、そしてnoteも、すべてこの1TB(テラバイト)に詰まっているのだ。

1TBといえば、日本語で5500億字分に相当する容量だ。
5500億字、ふへぇ。
でも僕のすべて?がたった一つの箱に収まっていると思えば、たとえそれが5500億字分もあるよと言われても、なんだか淋しい。

とにかく急いで手を打たなければならない。
ドミノ式の作戦を立てた。
①新たにHDDを購入し、デスクトップPCに組み込む
②デスクトップPCの外付けHDDをノートPCにつなぎ替える
③ヤバいHDDをお役御免とする

そうと決まればさっそく作業だ。
満足に喋れなくても、満足に食べられなくても、こんな作業はできるのだ。

4TBの内蔵HDDを買った。
先ほどの計算でいえば2兆2000億字分だ。

ん? 僕が昔よくPCを組み立てていた頃のHDDの13万倍?
うげーっ。
まだ中学生だった40年も前の話だから当然といえば当然か。

それをこのデスクトップPCに組み込む。

サイドパネルご開帳。
いちばん下に空き箱のようなものが2つ並んでいるが、ここが増設どころ。

HDDをビスで留め、ケーブルを接続すれば増設完了。
HDD増設などというと大仰に聞こえるが、作業はものの数分で終わる。

しかし、ここから時間のかかる作業が待っている。
新しいHDDのフォーマット(初期化)だ。
買ったばかりのHDDはそのままでは使えない。
苗を植える前に畑を耕すのと同様、フォーマットという作業でディスクを区画してはじめてデータを書き込める状態になるのだ。

時間がかかるといっても終わるまで放置しておけばいいので、まったく苦行ではないのだが、僕は完全に舐めていた。
僕の知っているフォーマットは長くても1時間程度だった。
でもそれはもう何年も前の、HDDのサイズが小さかった頃の話。

4TBのHDDのフォーマットに要した時間は、実に8時間。
2兆2000億字分の知の畑を耕すにはそれなりの時間が必要だった。

さぁ、次は急いでHDDのつなぎ替え。
ふぅ…やっぱりゆっくりやるか。

(2023/4/30記)

サポートなどいただけるとは思っていませんが、万一したくてたまらなくなった場合は遠慮なさらずぜひどうぞ!