やっぱり慣れ親しんだ味が強い
これまでにあれこれ書いた記事からバレているかもしれないが、僕は麺類が好き、結構好き、かなり好き。
米より麺派なので、僕が夕食を担当するようになってから麺率が急上昇、ついに昨日息子に、外食も含めて5日連続の麺と言われた。
しかもそう言われるまで気づかないほど、麺にどっぷりだ。
蕎麦、うどん、素麺はもちろん、パスタもビーフンも焼きそばも好き。
なぜかはまったく分からないが、やっぱり麺は大好き。
だけど、ラーメンだけはおいしいと思えない。
世の人々のラーメン好きは聞き及んでいる。
ラーメン屋には行列ができがちだし、腹の出たサラリーマンといえばラーメンだし、男子大学生といえばラーメン、最近は女子もラーメンだ。
でも僕にはさっぱりそのよさが分からない。
ところが。
インスタントラーメンは大好きだ。
今日は僕のインスタントラーメン愛を語ろうか。
誰も望んでいないとは思うけど。
あぁ、インスタントラーメン。
あのぶよぶよした麺がなんともいえない。
その他の麺には徹底してコシを求めるのに。
あのいかがわしい味がなんともいえない。
添加物の味は徹底して嫌いなのに。
なんでかな。
カップ麺も袋麺もどちらも好きだが、どちらかといえば袋麺派。
袋麺袋(?)には「野菜や卵、チャーシューを足せばさらにおいしいです」と必ず書いてあるが、何も足さないのが好き。
足せば足すほど見た目も味もインスタントラーメンから離れていく。
そんなことは望んでいない。
フライ麺とノンフライ麺があるが、僕的にはフライ麺の圧勝。
だってノンフライ麺はつるんとした食感が本物のラーメンに似ているから。
できるだけ本物に近づけたい、脂質を抑えるため熱風で乾かしたなど、たゆまぬ努力がノンフライ麺を成り立たせていることは知っている。
でも僕にとっては、残念ながらそれはまったく無用だ。
では勝手にインスタントラーメン選手権をはじめよう。
うどんや蕎麦も含んでいるが、そこはご愛敬。
🍜 めっちゃ好きなもの
飛びつくレベルで好きなのはこれ。
🍜 わりと好きなもの
飛びつくほどではないが、わりと好きで、出ると喜ぶもの。
🍜 まず食べないもの
おいしいと思ったことが一度もなく、出されても食べたくないもの。
こうして見ると、一部の例外はあるものの、好きなのは関西メーカーのもの、嫌いなものは関東メーカーのものがほとんどだ。
「まず食べないもの」は、ラ王がノンフライゆえ唯一関西勢でランクインしたが、それ以外は関東メーカーのものばかり。
サッポロ一番(サンヨー)、マルちゃん(東洋水産)は本当に苦手。
「めっちゃ好きなもの」は明星、まるかを除き西日本のメーカー。
明星は今や日清傘下だし、このランキングはほぼ関西独占といっていい。
しかし、栄えある(のか?)優勝は徳島製粉の「金ちゃんラーメン」。
製粉メーカーが作るこの絶妙なインスタント麺の具合は他社の追随を許さない(かも)。
食べたことのない人は機会あれば試してほしい。
ちなみに日清も製粉メーカーに思えるが、日清食品と日清製粉はまったく別企業であり、資本関係もない。
ついでにいえば製油の日清オイリオも別企業で、日清三兄弟は義理の兄弟ですらない。
麺、スープ、やっぱり慣れ親しんだ味が強いということだろう。
そんな身も蓋もない結論を置いて、誰も望んでいない選手権を終えよう。
(2023/10/24記)
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