見出し画像

僕の筆の旅はまだまだ続く

朝、いつものように記事を書こうと思ってnoteにやってきたら、唐突にバッジが2周年を知らせてくれた。

画像1

2年ってそれなりに大変だったよな…と感慨に耽る気も失せる、あっさりしたバッジだけど。

2月にnoteを始めたことはうっすらと覚えてはいた。
2年前の元日づけで今の会社に転職し、だいたい2か月ほど経った頃に始めた記憶はあったから。
でも月末くらいだと思っていたので、今朝のバッジは不意討ちだった。

***

前職で、2002年から2019年にかけてメルマガの執筆を担当していた。
当初隔週で書いていたメルマガも、勝手に筆が進んで毎週書くようになって18年で通刊714号に達し、4万人の読者に届け続けた。

企業が出すメルマガとはふつう迷惑がられるものだ。
一方的に宣伝を送りつけるのがメルマガだから当然ともいえる。

そんなのつまらないから、2005年から私エッセイ「ちょこっとひとこと」をメルマガの真ん中に据えるようにした。
するとありがたいことに、次第に読者からメールが寄せられることが増え、こちらからも返信したりとどんどんSNS風に。

メルマガで告知した出張販売には多くの読者が駆けつけてくれ、全国各地で年に一度の再会を祝った。
そんな読者の方々とはいっしょに飲みに行ったこともあれば、僕の職場の観光施設に逆に泊まりに来てくれたこともある。
「もう、あのメルマガおもろいねん!」の言葉がとても嬉しかった。

それが2019年大晦日の退職とともにパタリと止んだ。
20年近く毎週やっていたことが突然止まると禁断症状が出るものなのだ。

どこかに書きたい!

と同時に、活発に交流していた読者からも、続きが読みたい、どこかにまた書くようになったら教えてほしいというメールがいくつも届いた。

あぁ、書かねば。

見つけたのがnoteだった。
まずはメルマガに綴ったエッセイを1号から再発表することにした。
「続きが読みたい」と言ってもらえたメルマガが他社と違う点は、エッセイしか見あたらなかったからだ。

2年前の〈note1号〉に載せた2005年の〈エッセイ1号〉がこれだ。

短っ!

この1本の記事から17年前にエッセイ「ちょこっとひとこと」は始まり、そして2年前にnoteが始まった。
僕にとっては記念すべき記事である。

そっけないnoteからのバッジを横目に、2周年の感慨に耽ってみた。
僕の筆の旅はまだまだ続く。

(2022/2/16記)

サポートなどいただけるとは思っていませんが、万一したくてたまらなくなった場合は遠慮なさらずぜひどうぞ!