「おでかけティップス」~神戸に息づく多文化共生~
幕末に開港した都市には、他都市よりも早く異国の文化が流れ込んだ。
それも一気に、そして多国籍の文化が。
しかし異人は、開港したからといって行動が自由だったわけではなく、開港都市などに設けられた居留地(植民地)内に居住することとされた。
結果的に、日本に流入した異文化も異人とともに居留地周辺にとどまった。
神戸はそんな開港都市の一つ。
六甲の山並みと大阪湾に挟まれた決して広くない土地に、異国の文化が流れ込み、重層的に蓄積されてきた。
そんな文化の中でも宗教は、中核的存在といえる。
先日、市が企画する多文化共生を考える集いに参加し、神戸に息づく宗教施設をいくつか巡った。
🔶今回巡った施設
🔹和楽寺
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