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片道30時間と聞くとちょっと尻込みするが

以前、こんなつぶやきをしたことがある。

地球の裏側、となると南北アメリカ大陸のどこか。
僕がお仕事させていただいているのはアルゼンチンのAKANEさんだ。

タンゴに魅せられて35歳でブエノスアイレスにタンゴ留学。現在はタンゴダンサー/講師/タンゴライフアドバイザー/ライター・コラムニストとして活動。 国際結婚を経て今は海外子育てに奮闘中。

AKANEさんnoteプロフィールより

何がきっかけだったかうろ覚えだが、ある日僕はAKANEさんから文章を見てほしいと依頼を受けた。
ご自分のサイト👇のプロフィールページを見てほしい、だったかな。

それが今年の春くらいの話。
今では、サイトブログ、note、メルマガ、Webメディアへの寄稿記事など多岐にわたるAKANEさんの毎月の発信に目を通してアドバイスしている。

僕がAKANEさんの発信のお手伝いを引き受けたのは、ひとえにAKANEさんのひたむきながんばりに魅了されたからだ。

日本人にとってそれほどなじみ深いとはいえないアルゼンチンに単身飛び込んで、(あまりAKANEさんは語らないが)きっと壮絶な苦労を経ながらも自身の生きる場所を模索し、その実現に向けて全力を傾ける姿勢。
タンゴというアルゼンチン・ブエノスアイレスのソウルを学び、日々研鑽を積みながら、同じようにタンゴに魅せられた日本人が後に続けるように環境を整え、その一歩を手助けしようという温かさ。

「タンゴライフアドバイザーをやっています」と最初に伺ったとき、タンゴのことを何も知らない僕は、へぇ、そんな仕事があるんですねとなんともマヌケな返信をした。
三味線に師匠がいるように、タンゴにもタンゴライフアドバイザーがついてダンスを教えるのかと。

ところが、AKANEさんの返事にのけぞる。

そういう仕事があるわけではありません。ブエノスアイレスでタンゴを見たいという方に、ブエノスアイレスの本当のタンゴ文化を知ってもらうお手伝いをしたいと思い、自分で考えて作った名前です。

AKANEさんの返信より(抜粋)

ぬぉーっ! ご自身で考えた仕事だったとは!

タンゴ講師が単にダンスとしてのタンゴを教えることに主眼を置いているとすれば、AKANEさんの仕事はタンゴの文化や背景まで含んだアドバイザー。
ご自身のサイトにはこうある。

本場で学んだタンゴの真髄を伝え、タンゴの学び方、大好きなブエノスアイレスという街の紹介や過ごし方、留学支援など、日本のタンゴ愛好家の方をさまざまな面からサポートしています。

AKANEさんサイト〈わたしの好きなブエノスアイレス〉プロフィールより

なんてこった…
「タンゴ」「ブエノスアイレス」を「神戸」に、「留学」を「旅」に置き換えたら僕のプロフィールに使えそうなまでに思いが共鳴し、こだまする。
この道の後輩の僕が言うのもおこがましいのだけど。

そんなAKANEさんの最新noteはこちら。

ここにもこう書いてある。

この仕事(タンゴライフアドバイザー)が私を表現する代名詞になるようにがんばります。

もうその心意気に何も感じないなんてありえない。

僕はずっとAKANEさんを応援するし、いつかアルゼンチンを訪れてみたいと秘かに考えたりもするのだ。
乗り継ぎ乗り継ぎ片道30時間と聞くとちょっと尻込みするが、AKANEさんがその地で奮闘されていることを思えば何ほどのものでもない。

もしアルゼンチンに、ブエノスアイレスに、そしてタンゴに関心がありながらどう第一歩を踏み出せばよいか分からないという方がおられたら、一も二もなくAKANEさんにコンタクトを取られることをオススメする。
AKANEさんが親身になって相談に応じてくださることを、僕は何の疑いもなく断言することができるから。

(2024/12/5記)

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へんいち
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