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風Vn2024:表板の厚さは何のため?

 今回は、表板の等高線図面がほぼできあがったので
紹介しようとしていたら、私が図面作成に使用している
CorelDraw Graphics Suite 2024の特価情報を
「偶然」見つけたので、先に紹介します。
 
私が知る限りでは、この値引き率は年に1回ぐらいだと思います。
 
「風時代Vn」の設計を始めたい方に、特にお勧めします。

私がどのように使っているか、最新図面ではありませんが、
サンプルの提供もしたいと考えています。
 
 
CorelDraw Graphics Suiteの特価情報(6/15まで)

 
ようやく、紹介できるレベルになった、
下図が「風Vn2024」の表板アーチの等高線図面です。
すべて、CorelDraw Graphics Suite(私は2021年版を使用)
で描いています。
 


将来的には、展示会などで、製作者どうし、またはお客さんと
図面を見ながら、何をしようとしているのか
説明している風景をつくりたいのですが、、、
お客さんは、興味はないかな。
 
でも、銘器~~のコピーではないのですから、
説明できるように準備したいなと、思っています。

次に、上図に、土台や「うちわ」などのイメージを重ねると
下図のようになります。
等高線を描く上で考慮した、主な3つを図の中に書き入れました。


ここからは、上図で何を考えて、
私が等高線ライン(赤線)をデザインしたのか
悩んだことをお話します。
 
言い換えれば、私の悩んだことに対して、違う答えを導き出せば、
あなたオリジナルなヴァイオリンになるのです。
 

では、問題です。

ヴァイオリンの表板の板厚は、最初15~16mmぐらいで作りますが、
何を基準に厚みを決めているのでしょうか?

 
この答えとして私が思うのが、上図①の、
コーナーを押し出しやすい土台アーチの丸さ作りです。
 
断面図を下図に示します。


アーチがあるからこそ、上から力を加えた時に、押し広がるわけです。
ギターのような平面な板だと押し広がらないですよね。
横幅に対して、適切な丸みがあると考えています。
 
そして、軽いだけでなく、押し広げやすい材料として
スプルースは優れていると思います。
 
私は今回、厚さ約15mmでアーチを描いてみて、
この丸さで大丈夫と判断しましたが、どうでしょうか。
 

CorelDraw Graphics Suite2024を使えば、
通常のベジェ曲線だけでなく、Bスプライン曲線が使えます。
これにより、直感的な曲線の編集が可能になり、
自分なりの丸さが簡単に作れるようになります。

オリジナルなヴァイオリン作りへの一歩です。

コーナーを押し出すことができれば、
新作ヴァイオリンでも、銘器並みの音の深さを
手に入れることができると考えています。

ご検討ください。



 
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#バイオリン
#ヴィオラ
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