欲張りな私が選んだ「器楽合奏講座」

 「ここよろ演奏」を止めたもう一つの理由に、
「品質にこだわらずに、適当な演奏でもかまわない」
と考えている自分を見つけたことがあります。 

そうじゃないんだ。
そんな心持ちで、いいはずがない。

すべての現実は、自分の成長のために自分が創っている。
私は、自分の作ったVnをテストできる
高度な演奏技術が欲しいんだ。
だから、今は「ここよろ演奏」じゃないんだ、と思った。
 
これまでの演奏技術だと、今の「風時代Vn」の
問題点が見つけられないのがもどかしかったのです。

「自分で作った製品は、自分でデバッグできるべき」
元電機メーカーの設計者として、そう思いました。

このために私は、もっと自分に厳しい選択をしました。
4/20(土)の、名古屋バロック音楽協会が主催している
「器楽合奏講座」に申し込んだのです。
 
課題曲は、テレマンの諸国の人々(TWV55:B5)で、
私の演奏技術だと難しい部分が多いのですが、
私のVnからは、華やかに歌いたいことが伝わってくるようで、
自分にも無理を強いて、1stVnでの参加をお願いして、
協会から受け入れてもらうことができました。
 
現実への流れが創れたのだから、やるんだという気持ちと、
自分が現在弾きこなせない曲を、後20日間で、
もう56歳という年齢で、なんとかできるのか、
という不安。
 
 
でもね、「風時代Vn」の謳い文句は、
どんな年齢からでも上達できる、なのです。
そして、「3歳時の姿勢」でのランニングを続け、
筋力面などでは、若返っている実感がある。
 
今できなければ、今後できることはない。
だから、この20日間、精一杯やってみたい。
 
 
私の人生は、いつもハードモードで、
妥協できる余地が少ない。
もっと簡単に楽しくできないのかと、よく思うのだけど、
そんな設定にはしなかったのだろう。
 
 
 
「自分の得意なこと」とは、簡単に性能の維持ができる技能で、
Vn演奏は、私の得意とは全く逆な分野。
 
理屈を組み立てて、苦手な分野を
まるで得意分野のように克服できれば、
もっと大きなものを獲得できる気がするのです。
 
 
欲張りですね、私は。
 





 
 
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