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風Vn2024:裏板にパンツをはかせる決断
前回記事の「裏板土台って本当にねじれるの?」に
何か対策しないといけない。
案は1つ思いついたのだけど、、、。
私がねじれにくいと考えている理由として、
下図のように、裏板のメイプル材は、
見た目にきれいな杢(もく)は横方向に入っているが
木材の細長い繊維は、縦方向に走っている。
アーチが急な部分は、多少繊維が切れてくれるが、
数本切れても、横にずれるとは考えにくい。
下図の「風Vn2022」を作った時は、
裏板土台から外に出る時に、アーチを下げて、
できるだけ繊維を切ろうとしていた。
それしか思いつかなかった。
![](https://assets.st-note.com/img/1719586635072-ZORxJP8Gte.jpg)
そして、今回思いついた案は、
裏板土台のふち(下図の赤線ライン)に段差をつければ、
繊維をごっそり切ることができて、ねじりやすくなる気がした。
ただ、裏板に段差がついているヴァイオリンは
歴史上ほとんどないはずだけど、
しっかりとした理由があるのだから、
やりがいのある挑戦ではある。
![](https://assets.st-note.com/img/1719586735643-jr4aGRpSaZ.jpg)
もう1つは、見た目の問題。
私には、裏板土台が「パンツ」にしか見えない。
せっかくだから、「紫」にして少し透かしてみた。
演奏中は見えないので、問題ないとは思うけど、
ちなみに、紫のニスは塗らないので、安心してほしい。
この裏板をねじる試みがうまくいったら、
「風Vn2024」は、パンツ付き、
一般的なヴァイオリンは、ノーパン?
どっちが恥ずかしいのか、
私にもわからない。
15年もの間、良い音を追求し続けて、ここに来て、
パンツの有無でヴァイオリンの性能が決まるなんて、
アシュタールさんは、そこまで見越して、
パンツの話をしていたのだろうか。
いやいや、深読みしすぎとちゃうかな。
今後は、私に製作注文をする時、
性能が多少落ちても、パンツをはかせたくない時は、
はっきりと、「私はノーパンが好きです」
と言ってください。
パンツは標準装備です。
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