自信はあるけど、確認が難しい

 名古屋バロックの「器楽合奏講座」まで、後3日しかないのに
課題曲テレマンの「諸国の人々」で、弾きこなせない部分が
まだかなりある。

特に最後の楽章(Les Coureurs)、
その中でも特に下図の15、16小節目のフレーズ、
この講座は初心者OKだけど、
これが正確に弾きこなせる初心者は存在しないだろー、と
愚痴が出るほど苦しい。
 
きっとテレマンはいいヴァイオリンの先生だったに違いない。


そして、このフレーズをきれいに音を出して弾ける
ヴァイオリンも少ないのではないだろうか。
 
音の立ち上がりの早さが求められる。
 
私の作った「風時代Vn」は弾きこなせる性能はあるはずだけど、
私の演奏性能が届いていないので自信が持てない。
それじゃ、だめだし、だから頑張っている。
 
実は、この曲を練習していて、
E線ばかりを弾いていると、駒のバランスがくずれて
音の響きが減ることがわかった。
この対策が、駒の足付け根の切れ込み。
ちゃんと、演奏練習が役に立っている。


私が20年間働いた日立では、当たり前のように上司から、
製品を改良したら、
「ちゃんと自分でデバッグしたの?」
と念を押される。
確認したチェックリストを提出するのも当たり前。
 
ヴァイオリン製作の世界にも、
プロ演奏者の要求する性能のチェックリストがあれば、
もっと洗練されるのかもしれない。
 
 







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