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私って何者?

【プロフィール】

関東に住む医学部2年生。(2023年度からは3年生)

所属

【モットー】

『一隅を照らす』
天台宗の開祖、最澄の言葉で金銀財宝が国の宝なのではなく、自分の持ち場で一生懸命働いて(生きて)一隅つまり、周囲のひとたちを照らす(輝かせる)ことの出来る人こそが国の宝だ、という意味。
私の尊敬する医師、中村哲さんも好んで使われていた言葉です。
https://specials.nishinippon.co.jp/tetsu_nakamura/

【宇宙飛行士になりたい】

私は宇宙飛行士(宇宙で人のために働くこと)になることを中期目標にしています。当初の動機は、「人類の最後のフロンティアである宇宙を開拓したい」という内的なもので、宇宙で仕事をするには現在は宇宙飛行士になることが唯一の選択肢となっています。

【宇宙医学】

医学部に進学してからは、医学的な側面から宇宙の開拓に携わりたいと考え、SMJYC(Space Medicine Japan Youth Community)で、宇宙医学の活動をはじめました。

その後、宇宙飛行士になるためには、実験の手技も正確に行う能力が必要だと考え、その力を付けるためにも研究室で細胞培養の研究をするべくJAXAと共同実験をしている再生医療の教室に入ることを決めました。

何度か研究室見学をしているときに、ある宇宙飛行士が研究室にいらっしゃる機会があり、日本の宇宙産業の展望など沢山のことを質問させて頂いたのですが、教授から積極性を評価していただき研究生として臓器再生医学教室に通う許可を受けたことがきっかけとなりました。(※正式な配属ではなかったので、予算や人員の関係で3年生からは通えなくなってしまいました。こちらの苦い体験もDeSciの活動につながっています。)

【転機】

ところがその後、SMJYCの活動を通してJAXAの方や宇宙医学を研究されている先生方とお話したときに、

「これからは民間企業がメインで宇宙飛行士の宇宙滞在を含めた宇宙産業を担う時代になる。医師は研究や医学知識には詳しいが、ビジネスの感覚や常識、政策や法律には詳しくない。もし医師として宇宙飛行士になりたいなら、専門だけではなくビジネスか政策などのルール策定に関する経験がないと変化に対応することが出来なくなる」


というアドバイスを頂き、アカデミアの外の領域にも目を向けなければならないと思うようになりました。
昨年は、法学部、工学部、経済学部の方々と共に「宇宙ビジネス・政策勉強会」を開き、そこから見えた課題やこれからの宇宙医学の在り方について、2022年度の第68回宇宙航空環境医学会大会では「政策・ビジネスの観点から捉える宇宙医学」というテーマで学生セッションで発表しました。

【ZEROGATEへジョイン、その後】

ZEROGATEという医学生が立ち上げた法人にFounderの一員として参加したきっかけは以上のことが理由です。詳細は後日。

しかし私は、これらのことを自分の目標を達成するための手段としてだけの活動にしないために、それぞれを両立させながら社会にどのように価値を提供できるか模索した結果、次のようなゴールを設定しました。それが、

宇宙での妊娠、胎児の発育、出産を助ける生殖医療ビジネスを立ち上げる

ことです。
これは、私が宇宙飛行士になったとしてもなれなかったとしても、有人宇宙飛行技術が2,30年で飛躍的に進歩した際に必ず直面するであろう「宇宙での世代交代」という問題を解決するために必要なテーマで、宇宙を志す女性としては看過できない事柄です。また、宇宙という極限状態での妊娠・出産を研究することは、地球での災害医療にも役に立つと私は考えています。

【今、考えていること】

現在の私の多分野で活動するというライフスタイルには理由があり、それは決して研究の重要さを軽んじているわけではありません。

というのも、今まで研究室での先生方との交流や、他大学の研究を一生懸命に取り組んでいる医学部、理学部の友人との交流を通して、日本の研究者の就職などの「環境」や「システム」、研究成果を社会実装する術の改善に取り組むことも、自分が社会貢献出来ることの一つなのではないかと考えるようになったからです。

WMAジュネーブ宣言には、

「私は人類への奉仕に人生を捧げると誓う」

とあり、人類という全体を俯瞰しながら考えることは医学生としての責務なのではないかと感じています。

もちろん自分自身のエゴとして、宇宙への強いこだわりをもっていますが、それを抜きで考えても私は研究、ビジネス、政策の3つの連携を通して科学へ貢献したいという気持ちが強くあります。

 また、私が在籍している医学部はその性質上、多くの同級生は大学院へ直接進学することはありませんし、東京大学のようにアカデミアに特化した大学ではないので、学年のほぼ全員が初期臨床研修へ進みます。研究をしたいと思ったときに医局の制度を利用して留学することも可能ですが、生活費の心配はなくキャリアアップのための研究が可能です。

 しかし、そのような選択が出来る「医学生だからこそ」、大学卒業後に直接大学院に進み、修士・博士課程で研鑽を積む学生に対して、生活費の心配のない研究活動を支援する使命があるのではないかと考えています。
 
このままいくと、まだ誰も経験したことがない生き方になると思うので、一時期は与えられた時間をすべて研究に使うことができないのであれば、研究の道を諦めて、一般的な医師としての道に進むことも考えました。

 しかし、先ほど申し上げたような宇宙へのあこがれや再生医療という科学への興味や好奇心を諦めることは出来ませんでしたし、未熟な段階で研究活動を離れた場合、果たして本当に研究者に寄り添ったエコシステムを構築できるのか?という疑問もあります。

【絶賛進路悩み中】

とは言うものの、大学卒業後の第一歩をどのように設定すればいいのか、まだ全くプランがありません。本当にやりたいことが決まっていないのかもしれません。やりたいことをやってるばかりです!
もし、どなたかお力を貸していただけるのであれば是非とも助言を下さい。

それでは、これからどうぞよろしくお願いします!
 

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