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猫とビオラ

私のことについて少し。

猫とビオラ
これは私のことではありません。
私は人間です。
霊長類のなかで著しく進化を遂げた哺乳類です。
対して、
猫は猫科の小動物であり、ビオラはスミレ科の植物です。

猫とビオラ
しかしこれは私のことです。
猫というのは自分の心に素直です。
ビオラの花言葉は「私を想って」です。

物体として異なる『私と、猫とビオラ』
しかしその本質はほとんど私と言っても過言ではない。
要するに私は、自分の心に素直であり、私を大切にしていたいのです。


もっと追求してみましょう。
無論、私は動物に対しての学者でも、植物の専門家でもありませんので、完全なる感性で綴っています。

猫という動物は、皆のイメージの中ではどうでしょう。
自由で気まぐれで、言うことを聞かないと言うイメージがあるのでしょうか。

私は幼少期から猫に囲まれて育ちました。
両親は幼い頃に離婚しており、母と2人で生きてきました。
今思えば母は、精神疾患または発達障害を持っているのでしょう。
とても変わった人でした。
もちろんそんなことは関係なく、母は私の母であり、今でも大好きです。

母の変わったところは節々に出ていました。
いろいろなエピソードがありますが、
猫を11匹、2Kのアパートで飼っている。
と言うのがわかりやすいのではないでしょうか。

おかげで幼少期から、思い出の中には母と猫がいます。

猫というのは、気まぐれでいうことを聞かないように見えるかもしれません。
しかし、小さな頃から猫と成長してきた私から言わせると、そんな言葉でまとめて良い生き物ではないのです。
気まぐれで言うことを聞かない。これは心を許さない人に対してです。
猫とは実は、非常に一途で素直な動物なのです。
愛した人をいつまでも愛します。
なので猫を裏切るような行為は、私から言わせるとその辺の女を泣かせることよりも罪深いのです。

人に裏切られてきた猫も見てきました。
愛した人、信頼した人に捨てられた猫たち。
心が荒んで、いつまでも心に素直に傷ついています。
素直で一途なのです。この人だと決めたら、彼らは手を離さないのです。


ビオラ

ビオラはスミレ科スミレ属の花のラテン名です。
パンジーのような小輪多花性種をまとめて呼ぶこともあります。日本語でわかりやすく言うとすみれの花です。
「すみれの花咲く頃」で有名な、あの花です。

白状すると、私の名前は「すみれ」です。
これも、先に話した非常に変わり者の母が考えた名前です。
すみれの花、ビオラというのはとても生命力の強い花です。
母が私を妊娠中に、種を蒔いてもいないのに庭に勝手に生えてきて花を咲かせたんだそうです。
強く生きる植物なのでしょう。
花言葉は、
「誠実」「信頼」「もの想い」「私を想って」
ビオラもまた、一途で素直な生き物なのですね。

ビオラやパンジーではなく、「スミレ」と呼ばれるもっと花弁が小さくて控えめな花があります。
「スミレ」の咲く姿はとても控えめですが、とても美しいです。
少し下を向いて咲くことから、「謙虚」といった花言葉もついています。
日本人の性格のような可憐な花です。

すみれ色
すなわち紫色は、高貴な色とされています。
ビオラを含むスミレ科の植物は、控えめで誠実で、それでいて私を愛して、気高い存在なのです。


猫とビオラ

ここまで話して話題を元に戻すと、少し恥ずかしい言い回しになります。

猫とビオラというのは、私のことと言って過言ではない。
なんだか恥ずかしいですね。
心に素直で、誠実で一途で、自分を愛していて気高く高貴な存在。それが私です。

うん、やはり恥ずかしいですね。「謙虚」でもありますから。笑

ですけれどもね、
それでいいんだと思います。

私とこれからずっと一緒にいる人って誰だと思いますか?
私なんですよね。
私が私のこと好きじゃなかったら、誰が好きになってくれるんですか?
私を1番理解して、私を最も大切にするべき存在は、私なんだと思います。
「ナルシスト」なんて言葉が嫌な意味で使われてはいますが、自分を愛することって1番必要だと思うんです。

自分を愛せない人が、他人を愛せるとは思えません。
それは、1人で生きられない人が、2人でも生きられないのと同じなのではないでしょうか?

私は常に心身ともに自立を目指しています。
気高くて強い高嶺の花でも構いません。
だってね、誰かに依存してかろうじて立ってる人は、立ってないんですからね。

自立の中に、さまざまな必要なものはあります。
趣味や交友関係、娯楽、贅沢、仕事、我慢…
それは自立するための素材です。大切なものです。
それをどのように摂取して、どのように育ったかによってそれぞれの価値観が決まります。

話がまとまらなくなってきました。
あっという間に2,000字近く書いていました。
この文章は、私の自己紹介にすぎないのですが、なんとなく私という人間を透かして見えているでしょうか?

考えていないようで、考えているんです。
適当なようで、繊細なんです。
一途で素直で、気高く自立した私は、
私を大切にすることを大切にしています。

こんな文章で、自己紹介になっていたら幸いです。
明日はどんな幸せが、私に降り注いでくれるのかしら。



written by 猫とビオラ

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