『文學界』12月号に評論寄稿したよ
【お知らせ】
文藝春秋の文芸誌『文學界』12月号(11/7発売)に拙論「声の在り処― 伊藤整と三人の女たち 左川ちか・伊藤貞子・伊藤マリ子」を寄稿しました。
女性たちの声がいかに失われ、再び届くのかー。左川ちか(詩人・伊藤の妹分)と伊藤貞子(歌人・妻)、マリ子(文章家・娘)から考えてみました。
ご依頼頂いた当初は気軽なエッセイを想定していたのですが、今の自分が一番書きたいことをと大幅に書き直しました。字数がかなり膨らんだため掲載号が一つずれましたが、その分気合いを入れてるので読んで頂けたら嬉しいですm(__)m
11月号なら村上春樹のインタビューとジャズ特集でかなり売れてる号らしいので少し惜しいことしましたが(笑)、ドキュメンタリー映画特集ということで一読者としても楽しみであります。
本号の書評で取り上げられている梯久美子『この父ありて』は拙論と相通じる気がするので読んでみようと思います。連載の宮本輝先生は高校の先輩ですな。
作家だった亡父は若いころ『オール讀物』とご縁がありましたが、息子が『文學界』に書いたこと、喜んでくれてるかな。そういう個人的な感慨もあります。深謝。
以前の拙論で左川ちか表象を考察した、伊藤整の「浪の響のなかで」(193605)「幽鬼の村」(193808)も『文學界』掲載でしたね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?