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どのスタンドが欲しい?後編~ジョジョオタの孤独な冒険4~

こんにちは。菫青石です。
今回は、前回の記事 ↓ の続きである。

今回の記事は長いうえ、いつものようにくだらない内容なので「暇ですが何か?」くらいの自分が暇でむしろ自分自身に逆ギレレベルの人にしかおすすめできない。
該当する人は、このままこの記事を読んで欲しい。

◆ストーン・フリー◆  
本体:空条徐倫 6部


見た目も名前も好きなスタンド。
簡単に言うと、体を糸状にする能力であるが、糸を飛ばしたり、糸を固めて岩を叩き込むような強力なパンチを繰り出したり、縄を作ったり音や声を拾ったりもできる。糸で傷を縫合できたり糸の結界で敵を探知できたりもする。
使い方次第で様々なことに活用できそうなスタンドだが、糸が千切れると自分にダメージがくるうえ糸を出しすぎると本体の体がスカスカになるというデメリットがある。

正直、本体の「機転の良さ」とか「身体能力」「応用力」がかなり左右するスタンドだと思う。(ストーン・フリーだけでなく、6部のスタンドってこの傾向が強い気がする。)

"遠くのモノを取る"、"エコバッグを忘れた時に糸を編んで網状にしてバッグにする"、"風呂を嫌がり逃げ回る実家の犬(ダックスフント。女子。乙女座。)を糸で捕らえて風呂場へ連行する"…以外に私には使い方が思いつかない。

だが、6部はジョジョの中でも宇宙とか関わってくる壮大なスケールの物語なので、どうせならより大きなことに活かせないかな…となんとか頭をひねらせた結果が以下↓である。

"私の住んでいる地域で度々起こる 野生の猿出没事件 IN 民家 に遭遇した際、糸を使って速やかに猿を捕獲でき、住民の安全を守ることができる"

"猿を捕獲する際に万が一負傷したとしても、速やかに傷を縫合し捕獲に専念できる"

"猿を捕獲する際、猿がよく市街地に逃げ込み捕獲者及び住民を混乱の渦に陥れるが、糸を使い猿の足音やら鳴き声やらを拾って速やかに猿の居場所を特定できる"

市長から表彰されるかもしれないし、住民の安全な生活は守られるだろう。
(ちなみに猿だけでなく猪もよく出没する。)

…う~ん、案外悪くない…のか?


◆タスク◆
本体: ジョニィ・ジョースター 7部


一人につき一つのスタンドというのが荒木ルールだが、他の歴代ジョジョのスタンドと違い、タスクact1から始まりタスクact4まで、計4体のスタンドの総称がタスクである。

このactスタンド達は同時に発現できないだけで、実質複数のスタンドを一人が所有しているといっても過言ではないと思う。
actスタンド所有者はジョニィの他には今のところ康一君しかいないし、もし自分が使えたらジョジョオタクとしては最高にハイな気分になれるはずだ。

能力はと言うと、基本は爪を回転させ弾丸のように飛ばす「爪弾」という攻撃が出来るスタンドである。
act2はちょっとこれが進化し、爪弾に追跡能力が加わる。
act3は、自分を爪弾で打ち抜き、打った時にできる穴の中に自分の体を隠すことが可能だ。
act4は、無限の回転エネルギーで、無限に終わりのないダメージを与えることができる。

この時点で「このスタンド、日常で使うことあるか…?」という考えが頭をよぎったが、自分で自分の右頬をやや強めに殴打し一旦忘れることとする。

さて、タスクの実用性を考えてみたい。

攻撃しかできないのなら、そこまで活用というか、わざわざスタンドに出てきてもらう機会はあまりない気がする。

一応、この爪を回転させる能力で歯磨きが出来る…らしい。
作品内でジョニィが実際に歯を磨いている場面がある。
しかし、安価で電動歯ブラシが入手できる昨今において、これだけではメリットが薄いと思われる。(他にはチーズを削ったり、スパゲティを巻いて食べたりも出来る。)

act3も、会議やプレゼンで穴があったら入りたいみたいな大失敗をした際、失敗した瞬間に爪弾で自分を打ち抜き、その穴に隠れればまさに「穴、あってよかった~」……て時に便利!……って……ならないか…。

うん、もう本音を言おう。
このスタンド、歴代ジョジョのスタンドの中で一番 いらない 扱いが難しいと思う。


なぜかと言うと、個人的にはact1〜4は、全て結構見た目もかわいいスタンドだと思うのだが、(「チュミミ~ン」という小動物っぽい鳴き声?みたいなのも発する。)その見た目に反して殺しの覚悟がガチ決まりすぎであるからだ。(特にact4。)

しかもact1〜4が順に誕生するにつれて“攻撃力”というか “ 殺傷能力 ”が
act① もしかしたら殺しちゃうかも…

act② 殺すね

act③ 絶対殺すよ

act④ どこに行こうが何してようが誰であろうが必ず殺すからな!
へと進化していくのだ。(4だけ段違いに殺意が高い。)

現代でただ普通に生きているだけの自分にとって全く使い所が見つからないし、黄金の長方形黄金の回転無限の回転も(←タスクの能力に必要不可欠の要素)私が実はいまだによくわかっていないし(あんなに作品内でジャイロが詳しく説明してくれたのに!おまけページまで使って、絵と文で荒木先生が説明してくださったのに!ジャイロ、荒木先生ごめんなさい!)、こんなスタンドを持ってしまった自分自身に怯えそうである。

本体のジョニィも、クレープ食べたり棒付きのキャンディを舐めてそうなかわいい顔立ちなのだが、それがさらにスタンド能力のエグさを際立てている気がする。
余談だが、ジョニィの足の具合を象徴するように段々とスタンドの足もしっかりしたデザインになっていくのはかなり好きであり、荒木先生のセンスをあらためて感じる。

ちなみにact4を発現させるには🐴が必要である。
馬がいる空間ならOKというわけではなく、馬に跨った状態でないと発動できない。
「え?」と思ったあなた。
大丈夫、正常な感覚ですよ!
でも馬が必要なんですッ!つべこべ考えないでくださいッ!

一応、私は2LDKのペット飼育可のマンションに住んでいるが、馬は駄目とは規約にないけど…さすがに…うん…ちょっとないかなぁ…。
(まずエレベーターのサイズが馬が乗れるサイズでないから自分の部屋に連れて行けない。)

作品内で特に言及はなかったと思うが、もしこの馬がジョニィの愛馬スロー・ダンサーのような競走馬でなく、ロバ(ロバと馬は遺伝子の約97%が一致。馬より体が小さい。)でもOKだった場合、動物が好きで日頃から一人で動物園に行く私にとっては一つの懸念が生まれる。

私の行きつけの動物園にはロバいるのだが(6頭いて全員家族。ちなみにエルメスという名前のシマウマもいる。)、もし私がタスクというスタンドを持っていることを他のスタンド使い(スタンド使い同士はひかれ合うという特徴がある。)が知り、動物園で私を見かけたら「こいつ、act4出すつもりだなッ!」と勘違いされ、こっちは純粋に動物を愛でるためだけに来ているのに、予期せぬ先制攻撃を受けるかもしれない。

じゃあさ、ロバなら自宅で飼えるんじゃない?ロバ飼っちゃう?とかも思ったが(ロバのお値段35〜100万円。餌代は月に3000円程度。)まずact4をそこまでして使う必然性がない気がする。また、act4を使うためにロバという命を我が家に一つ迎え入れる覚悟もない。

ホルマジオに馬を小さくしてもらってact4を出したい時に元の大きさに戻してもらおうとかも考えたが、一度小さくしたら無限に小さくなるらしいし(目視出来ないほど小さくされても困る)、グェスは人間しか小さくできないし射程距離が短いしな…。

やっぱりタスクは、スタンドの中でも一番 いらない 扱いが難しいと思う。


◆ソフト&ウェット◆
本体: 東方定助  8部


飛ばしたシャボン玉(のように見えるが、実は紐が高速回転して球状に見えている玉)が物体に触れて弾けることで、何かしら(視力とか音とか)を一定時間奪うことが出来るスタンド。
シャボン玉の中に閉じこめて奪うことも可能で、閉じこめて遠くに移動させることも出来る。(後半になるにつれて奪うよりも"シャボン玉が割れた衝撃で物を破壊する"と言った風に能力は少し変化していく。)

何だかすごく便利そう。
ムーディー・ブルースみたいに機械っぽい見た目も好き。

私が真っ先に浮かんだ使い方は

・ハラスメント発言しまくる私の上司(60代男性。メガネ。)のを奪う

・一日中職場でスマホのアプリゲームをしている私の上司(60代男性。メガネ。)の視力を奪う

・私の上司(60代男性。メガネ。)の加齢臭を奪う(特に耳の裏側)

ただし、シャボン玉が弾けると中のモノが溢れ出してしまうのでその点は注意が必要となる。

後は、「換気扇をつけても窓を開けても防げない強敵=魚料理をした時に部屋が魚臭く現象」を防ぐために、魚の匂いを奪ってもいいかもしれない。

うん、めっちゃ個人的には普段使いできそうなスタンドである。(異論は認める。)


かなり長い記事になってしまったが、ここで3~8部の歴代ジョジョのスタンドで、私が欲しいスタンドを発表させて頂きたい。

4・6・8部で迷ったが……

クレイジー・ダイヤモンド に決定。


すさまじく無難な結果になってしまった。
無難過ぎて言い訳さえ思いつかない。

ここまで長々ダラダラと記事を書きクレイジー・ダイヤモンドとの結論を出したが、歴代ジョジョのスタンドという縛りが無ければ(自分で設定した縛りだが…。)、実はあるスタンドが個人的にはぶっちぎりで1位である。

それは

セックス・ピストルズ である。

これは後に 「どのスタンドが欲しい?番外編」で熱く語りたいと思う。
そう、まだ(自己満足のために)続けるつもりだ。


めげずに次回も読んで頂ければ(そんな人がいるなら)とても幸いである。

今回はここまで。
読んでくださった人がいれば、大きな感謝を。


画像は『STEEL BALL RUN ジョジョの奇妙な冒険Part7』荒木飛呂彦
集英社文庫15巻109ページ








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