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ソムリエ試験奮闘記 〜 その4 最終章 三次試験 〜 (スイスでワイン造ってるの? 61#)

一次、二次試験をなんとかクリアし、自称アカデミーデュヴァン大阪校F先生クラスのエース(笑)の面目躍如。

一次試験の記事はこちら
二次試験の記事はこちら

さあ、ソムリエ試験奮闘記も最終回、三次試験です〜

試験準備

三次試験はサービス実技。どんな内容かというと

  1. ワインの紹介

  2. テーブルセッティング

  3. 抜栓

  4. テイスティング

  5. デキャンタージュ

  6. ホスト(ゲスト)テイスティング

  7. ホストへのワインサーブ

  8. 後片付け

の流れで進められます。
抜栓やテイスティングの後にもったいぶった(笑)コメントをしたり、デキャンタージュ、ホストテイスティングやホストへのワインサーブの前に「xxxしてよろしいでしょうか」とうやうやしく許可を得る必要があります。

F先生の抜栓実技風景 
(本人の許可を得ています)

そもそも飲食店ではないので、抜栓してお客様にワインをサーブすることなど未経験のぼく。
クラスメート達は一次試験対策クラスと並行に実技の授業を受けていました。

一次にも受かっていないのに、三次試験の授業を受けるなんて気が早い

という考えが間違っていたことに気づいた時は既に遅し。
急いで直前講座を申し込み、何度も自宅で練習して試験に臨みました。
(タイトル写真は自宅での練習セット)

F先生の抜栓お手本動画も見てや〜

三次試験本番

さあ、日頃サービスなどしていないヘルベティカ森本はちゃんとサービスできるのでしょうか?

控え室に入ると数人のクラスメートたちが。
CAのクラスメートは制服姿。なんかエエやーん❤️(アホやで〜)

試験開始時間になり、受験番号を読み上げられ、他の受験生と共に控室から試験会場へ(ドキドキ)。
試験官より実技で提供するワインの銘柄など確認事項が簡潔に言い渡されます。
その中で「本日のパン皿は2枚です」とのアナウンス。

えっ、に、2枚?

直前講座やJSAの参考動画でも「コルク」「ワインボトル」「デキャンタ」を置くので、パン皿は3枚やったや〜ん。

えーっと、えーっと、どないしよ、どないしよ。
実技開始までの数十秒で頭の中は高速回転。
パニクったまま、実技開始〜

ワインボトルをラックから取り出してパニエに載せ、
ご、ご注文いただきました、ろ、ロマネコンティ2020年でございます。わ、若いヴィンテージですが、お、澱(おり)がございますので、で、デキャンタージュさせていただいて、よ、よろしいでしょうか?

あれだけ家で何度も練習したのに、かみかみ〜 (笑)
あとはどのように進めたかよ〜覚えていません。(涙)
とりあえず、練習した通りにはできたと思います。

終了の合図でほっとしたのも束の間、新たなピンチが〜❗️
試験管がつかつかとぼくの前に進み寄り、ボトルに残っているワインをチェック。

ま、まさか澱のチェックしてるんちゃうか〜?

お約束で「澱があるからデキャンタージュする」って言うたけど、ホンマは澱があるかどうかわからんかってん。

お、お願いします。そこはスルーしてください。

いろいろ不安を抱えながら帰社したぼくでした。

結果発表

二次試験と同じく、結果速報はJSAホームページでの発表。
どきどきしながら受験番号を探す。

あ、あった〜❗️
やった〜❗️

3月からの努力が走馬灯のように流れた、ことはありませんでしたが、感無量。
これで金バッジつけれるで〜(といっても弊社近くの某団体?から貰ったものとちゃうで〜)

数日後に郵送で来る合格通知の封筒に振込依頼書が入っているらしく、〇万円ほど日本ソムリエ協会(JSA)に納めないとソムリエ認定も金バッチも貰えないというオチも身に沁みてます(笑)

いや〜、2022年はソムリエ試験にはじまり、ソムリエ試験に終わるという感じの一年でした。

スイスワインの血が流れているぼくはもちろんスイスワインが大、大、大好きで、お酒もワインかぶどうが原料のブランデー、スイス産のシュナップスばかり飲んでいたのですが、ソムリエ試験の勉強をしたことによって、世界中のワインや日本酒、蒸留酒、リキュールに興味が湧き、それらが好きになったことは本当に良かったと思います。

この記事を読んでくださっている皆さんもワインスクールに行ってみませんか?(スクールからお金貰ろてへんで〜)
ワイン好きのお友達もでき、ワインの知識が広がるだけでなく、世界の地理や文化も知ることができて面白いで〜

ネタバラシ

実はこの原稿は二次試験の1週間前に書き、二次試験、三次試験が終わった時に加筆・修正しました。
ちょっぴり、二次、三次試験に不安を覚え、「有言実行」というか「言霊」を信じて、合格した時に感じるであろうということを書いて、それを実現しようという考えです。
大リーガーの大谷選手も子供時代に夢を書いてそれを実現したように、単に心の中で「こうなったらいいな〜」ではなく、それを書き出すことによって自分自身に約束すると夢は実現しやすいと思います。

何か成し遂げたいと思う人は一度そのことを書き出してみませんか?(へんな自己啓発とちゃうで〜)

Beyond the Glass
ワインを通じてスイス文化を日本のみなさまへ

https://www.vinumhelvetica.com


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