ソムリエ試験奮闘記 〜 その3 面目躍如の二次試験 〜 (スイスでワイン造ってるの? #60)
猛勉強のおかげで一次試験を通過し、次は二次試験です。
どんな試験かというと3種類のワインのテイスティング、リキュールや蒸留酒などその他の酒類の2品目特定と論述です。(詳しく知りたい人はググってや〜)
テイスティングというと、香りを嗅いだだけでワインの品種や銘柄、ぶどうの収穫年をずばり言い当てるみたいに思っている人も多いと思いますが、それは漫画の世界やで〜
「神の雫」の神崎雫や遠峰一青とちゃうねんから香りをかいだだけで銘柄や収穫年なんかわかるわけないやーん。
実際の試験は、並べられたワインの「外観」「香り」「味わい」を表現する適切な言葉(テイスティングコメントといいます)をそれぞれ選択肢から選ぶんやで〜。
そして最後にそれらを総合的に「評価」し、品種、産地や収穫年を答えるという流れです。
と言うとなんか簡単に聞こえますが、「香り」といってもイチゴやピーマンならいざしらず、牡丹やブラックベリーなんて香り嗅いだこともないし、「ゼラニウム」や「スーボア」なんて聞いたこともないもんの香りをコメントするなんて無理や〜ん。
効果あるかどうかわからんけど、とりあえず道端の花や草に鼻を近づけてクンクンして嗅覚を鍛えてみました〜。(変なオッサン丸出し~)
鬼の添削コース
論述問題はワインとの相性を考えた料理の提案、接客対応などサービス従事者が必要とされている事柄、ワインに関する知識をより掘り下げて問われる問題など3題が出され、20分で記述するというものです。
一次試験で勉強していたことがしっかりと頭に入っていれば答えられるとは思いますが、今度は一発勝負なので念には念を入れて論述問題対策の添削コースを申し込みました(またしても、XXデミー・デュ・ヴァXの営業戦略にのっかってしもた〜)
添削コースは毎日正午に問題が送られ、その日の夜9時までに200字以内にまとめて提出するというのが土日を除いて1か月半続きました。(上画像)
ぼくも大変やったけど、それを一人で全員分の添削されるF先生もホンマ大変やったと思います。
センセ、お疲れ様でした〜。(と、ネタにするだけでなく、ちゃんとお礼の言えるぼく)
試験当日
試験会場は兵庫県は「新神戸ANAクラウンプラザホテル」
自転車で行ける距離というホームグラウンド。
会場についてからもスクールの顔見知りや、試験官には顔馴染みのワインバーやホテルのソムリエさん達の顔が見えたりで、リラックスして臨むことができました。
テイスティングのグラスは5つで制限時間は40分、リラックスし過ぎやったのか「残り20分」というアナウンスがあった時*1には、リキュール2種と白ワイン1種しか終わっておらず、焦って残りの白1種、赤1種をやったせいで、マークできなかった箇所もありました(不安を覚える)。
論述問題は3問とも添削コースでやった問題が❗️さすが研究熱心なF先生、予測がバッチリ、やるや~ん❗️
しかーし、添削コースでは字数制限が200字だったのが、300字や400字❗️
制限時間からしても全部のマスを埋めることは無理、3問とも半分くらいしか書けずに試験終了。
普通ならそんな出来に凹んだり心配したりするんやろけど、二次試験当日の夜から1週間は百貨店の催事や金沢での展示会出展でバタバタしたため、試験結果にヤキモキするひまもありませんでしたー。
銘柄速報
試験当日の17時にはテイスティングで出題されたワインの品種、産地、生産年とその他種類の品目が日本ソムリエ協会のホームページで速報。
よっしゃ❗️
白は2つとも品種と産地が当たりしかも1つは生産年も当たり〜❗️
赤は悩んで悩んだので何を選択したか覚えておらず(涙)
リキュールも2つのうち1つは当たり❗️
外したリキュールは「ピスコ」でした。
ピスコ〜?なんやそれ〜グリコかいっ❗️(それはビスコやっ)
ぶどうで造られているらしいけどそんなん知らんかった〜。
テキーラやと思たわ〜
結果発表
二次試験の発表は9日後に日本ソムリエ協会のホームページで発表。
もしかしたら発表時間になったらアクセスが集中してソムリエ協会のサーバーがダウンするんやないかという心配は杞憂でした。
掲示は50音順。
えーっと、モリモト、モリモト
がーん、ないんちゃうか〜
落ち着け、落ち着け、ちゃんと見よう。
あった〜、ふぅ〜
受験番号順に掲示してくれよ〜、心臓に悪いやんか〜
取り急ぎ、F先生にLINEすると、
「やった!何かちょっと心配していたから余計に嬉しいです!おめでとうございます!」
Fセンセ、ちょっと心配してたって、ぼくアカデミーデュヴァン大阪校F先生クラスのエースやで。安心してなかったんかい(笑)❗️
ということで二次試験は無事合格して、いよいよ最終の三次試験です。
次回楽しみにしてな〜
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