ソムリエ試験奮闘記 〜 その2 猛勉強の一次試験 〜 (スイスでワイン造ってるの? #59)
ソムリエ試験を受けようと思ったいきさつは前回綴った通りです。
今回は受験対策クラス通学と一次試験です。
えっ?ソムリエ試験受けるのにスクールに通ったん?
今では参考図書やネットの情報もいろいろとあり、自力で勉強される方もおられます。スクールに通わんとちゃんと勉強でけへんのが目に見えていたぼくは、受験対策クラスに進みました(営業目的ちゃうで)。
受験対策クラス
3月から7月末までの約5ヶ月、毎週2時間半授業を受けました。
「なんや、そんなもんか〜」と思ったアナタ❗️
それがそんなもんとちゃうねんで〜
毎回、前回授業の復習テストがあり、(ワイン会などのイベントがない日は)毎日、仕事を終えてから電話帳のようなソムリエ教本(画像上)や授業のテキストとにらめっこしながら勉強しました〜。
オレ様キャラのF先生*1(Fセンセ、ネタやからね、ネタやからね、ディスってるんとちゃうからね)は
「オレの教えることだけを確実におさえていれば合格間違いなし❗️他にごちゃごちゃ勉強せんでエエ」
と豪語しており、スクールの売店で問題集を見ていたら
「そんなん買わんでエエ、オレの授業内容を覚えておけばエエんや!」
とおっしゃるので、根が素直なぼくは授業の復習だけをしていました(後になって後悔することをこの時は知る由もないぼく)
一次試験
いざ1回目の一次試験(一次試験は2回受験することができます)。
試験はコンピューターがランダムに出題するCBT方式という四択式で制限時間は70分、120問出題されます。
スクールの初級コース修了試験で全国2位に輝いたぼく(ちょい自慢)は自信満々で試験に臨みました。
しかし❗️いきなりルクセンブルクの問題が❗️
なんじゃそりゃ〜、ルクセンブルク?そんなん勉強したか〜? 答えわからず、ちーん!
続いてヨーロッパのチーズ主要生産国の条約の問題。
はっ?チーズ主要国の条約?なにそれ? シェンゲン条約?いや違う、AOP?うーん。答えわからず、ちーん!
どんどん解き進めて行っても一所懸命覚えたブルゴーニュ特級畑の「と」の字もでーへんや〜ん❗️
お、俺の努力はどーなんねん❗️
スイスかってたったの1問。
あ、あかんのちゃうか(嫌な予感)
解答を全て終え、「採点する」ボタンをポチッとすると画面に「不合格❗️D判定」と表示され、思わず「うぇ〜」と声が出てしまいました。
あまりのショックで、会場を出て会社にどうやって戻ったかは全く覚えていません(涙)
涙のクラス会
奇しくも試験日の夜は受験対策クラスのクラス会。
まわりのクラスメートは口々に「合格しました❗️ありがとうございます❗️」と嬉しそうに報告する中、ぼくだけ「あかーん、落ちてもたー」と報告すると、F先生は
「森本さんは試験に関係ないことばっかり勉強しとったんちゃう?授業中の質問も試験に関係ないことばっかりやったやん」って・・・
センセ、そらないわ〜「大丈夫、森本さんの実力なら2回目は絶対通るで」って慰めて〜な〜。
必死のパッチの2回目試験
2回目の試験を受験期間の最終日に変更し、不合格翌日からは毎朝5時に起きて仕事前に2時間、仕事を終えてから2時間、土日は朝から晩まで来る日も来る日も必死のパッチ*2で勉強しました。
おかげさまで毎晩試験の夢でうなされました(これ、ホンマ)。
F先生が買わんでエエと言っていた問題集も買って全問3回ずつ解いたり、なかなか覚えられない項目はトイレに貼って(写真下)、用を足す度に覚えたりなど、浪人した大学受験の時よりも必死で勉強。
試験の前日の夕食と当日の朝食はトンカツでゲン担ぎ。
いざ、試験会場入り。
やったるで〜、修了試験全国2位のジツリキ見せたろやないか〜
今度は楽勝かと思いきや、うっ、四択のうち二つは除外できたけど、こっちやったかなー、いやいやこっちやったかなーという問題がかなりある。
不安な気持ちで採点ボタンをポチると
合格❗️
やった〜っ❗️やればできるやん❗️
「最終日に2回目の試験を受けるような考えのヤツはそもそも合格なんかせーへん」と言うてたF先生、どや〜❗️最終日に2回目受けたけど通ったで〜
どうですか、読んでても「大変やったんやろな〜」と思われたでしょ?
ホンマにしんどかったんですわ。
ということで次回の「二次試験」に続きます〜
楽しみにしとってや〜
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