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「たしなむ」って、カッコいいと思う。

『「カッコいい」とは何か』(平野啓一郎 著)という本を読みました。

新書にしては少し厚めの本を、時間をかけてゆっくりと読みました。

音楽、美術、政治、ファッション、性別などの視点から、時代背景に照らしあわせて「カッコいい」を紐解いている本です。すごく面白いです。

こんにちは、今日は本好き、カッコいいもの好きの鵜沼です。

この本が面白いことはこの本のタイトルを見つけたときからわかっていました。

それはボクが小さい頃からずっと"カッコいいもの"が好きだったから。

そこにひとつの答えがあるような気がして。

車も、洋服も、音楽も、キーホルダーまでも「カッコいい」”モノ”がよかった。それが”ない”なら所有しない方がいいと思うぐらい。

「カッコつけ」とか「スカしてる」と言われながらも、たくさんの「カッコいい」人にも憧れて真似もしました。

漫画のキャラだったり、正義の味方だったり、ロックスターだったり、身近なカッコいい人だったり。

それはそれはたくさんの「カッコいい」に憧れてきました。

ボクたちが使っている「カッコいい」って色々なモノやコトに言えると思うんですけど

カッコいい言葉っていうのもあったりすると思うんです。

ふとアタマに浮かんだのは「たしなむ」って言葉がカッコいいなって思った。

ワインを「たしなむ」、ピアノを「たしなむ」、盆栽を「たしなむ」

プロとまではいかないけど、ひと通りのことは知っていて、人生の友としてそれを楽しんでいるように聞こえます。

「程度」って言葉をつけると謙遜しながらもタダモノではない感じさえします。

「たしなむ」という言葉には「知識も経験も高めてきた」という静かなる自信のようなものを纏っているようでカッコいいなぁと思う。

あと年齢もあると思うんですよね。

20代には20代ならではのイケてる言葉?はたくさんある。

この前テレビで見たんだけど、普段から使える「乾杯」という言葉も、楽しくしてしまうような言葉に変えて使えるのはおじさんには楽しそうでうらやましい。

でもおじさんたちも負けていない。20代で「たしなむ」はカッコつかないだろうから。

それだけ古い言葉だし、おじさんくさいのかもしれないけど、歳を重ねてこそ似合う言葉っていうのはカッコいいとボクは思う。

ボクの歳でもまだ生意気に聞こえるから、おこがましくて使えないんだけれども。

「たしなむ」の似合う男になりたいし、「ワインは”たしなむ”程度に飲みます」と言える人も増やしたいな。

「カッコいい」というのは人によって違うと思うのだけど、ボクの「カッコいい」は少し一般的ではないと思っていて

例えば漫画での好きなキャラは主人公じゃないことの方が多いです。

見た目はスタイリッシュで、ちょっと影がある感じ。主役もはれそうなのに脇をしっかり固めるキャラが好きなんですよね。

『「カッコいい」とは何か』の中に「カッコいい」には自分を発見するという側面もあると書いてあります。

ボクの人生の目的はそういう感じなのかな。

昔、尊敬する先輩に「カッコいいサブキャラが好きなんですよね」と話をしたら、

「なるほど、わかる。でもな、そのキャラはそのキャラで”そのキャラという主役を生きてるんだよ”」と深いことを言われたことがあります。

答えはまだ出ていないままです。

「カッコいい」ってむずかしいけど、だから追い求めるものなのかも知れないですね。

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