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期待や役割へのあなただからこその応え方は?

〜人生のオーナーシップを自らの手に〜Vol.6
前回の投稿で、自分の内側での葛藤の会議プロセスと着地点を書きましたが、

僕が人生を通して
1.「人生のオーナーシップを自らの手に」
2,万が一余命半年宣告を受けたとしても、後悔を最小限に止める生き方をする
という2つを信条としようと奮闘している中で、
これは大事じゃないかと思っていること(僕の中でも試行錯誤中だけど)を
ご紹介してみたいと思います。
今回ご紹介したいのは
「周囲からの期待や求められている事(Must)」に対して応える上で大切なのは
「如何に自分のリソース(価値観(Will)も強み(Can)も)を最大限に活用して行けるかに焦点を当てること。
何を言っているのか判りにくいかもしれないので、
文末の画像をご覧下さい。(3つの枠の一部が中央で重なっている図 通称:ベン図)
これは、よく、キャリアデザインを考える上での、切り口を与えてくれるフレームワーク(枠組み)でして。
<1>Must・・・自分の役割
<2>Will・・・やりたいこと
<3>Can・・・自分に出来ること

を洗い出し、自分自身を深く知り、目指すべき方向性を明確にする助けとなるといった考え方です。
これは随分といろいろなシーン(部下のモチベーションアップ策など)で活用されると同時に
キャリアやモチベーションを考える上では、他にも様々なフレームワークが生まれ、若干陳腐化してきているものかも知れません。
でも、僕はこれをマネージャーなどが自分の働き方、マネジメント、をブラッシュアップをしていく際の
基軸として、考えてもらうようにしています。
この「Must、Will、Can」をご紹介するとよく最初に聞く声は
どうも「Must」に縛られるような気持ちが湧いてきて、キャリアをこの3つで考えるのが好きじゃない。
ぼくはやはり「Will」を仕事では最優先をしていきたい!
というものです。
まぁ、新たなキャリアを切り開いていくとか、今の環境から飛び出すようなキャリアを考えたいというのであれば、そういう気持ちも判ります。
ただし、これを無意味なものと切り捨てる前に、「Must、Will、Can」をもう少し広義に考えてみると、この3つの切り口はだいぶ役に立つものになるので
無視するのはそれを待ってからにしてみてください。
僕はこの3つを次のように広げて考えています。
<1>Must・・・自分の役割、期待されていること、期待役割、社会が求めている事、使命
<2>Will・・・やりたいこと、信条、価値観、こだわり
<3>Can・・・自分に出来ること、自分のリソース(強み、能力、経験、キャラクター、特性など)
このように広げて考えてみると
「Must」は自分を束縛・拘束するものではなく、自分を(誰かが)待ち望んでいる声になります。
「Will」は、行動ベースのやりたいこと(営業、企画、マーケティングなど)だけに限らず。信条(余裕を持って働く、丁寧に生きる、挑戦、冒険など)も織り込めます、
「Can」は単にスキルベースの出来ることに限らず、自分の経験や知見に加えてキャラクター(ムードメーカー、安心感を与える、決断力など)もリソース。
となります。
この3つが重なる時、どのような事が可能になったり、現れてくるでしょうか?
(例えば、新たなキャリアを切り開いていこうとした場合には、随分と視野が広がる気がしませんか?)
これだと、「自分自身を深く知り、目指すべき方向性を明確にする助けとなる」だけに限らず、
「自分がもっともモチベーションが上がり、自分が最大限に活躍できる方向性を見つける助けになる」ことも効用としてあるのではないかと思います。
ですのでこれは何も、新しいキャリアを考える時だけでなく、マネジメントのブラッシュアップでも役に立ちます。
例えば
<1>Must
ここでは敢えて、卑近な目標として考えてみます。(部署の売上を2倍にするとか、それを可能とする組織を創り上げるなど)
※新しいキャリアを考えるのとは違って、組織に属している場合、組織から役割(部長、課長など)を拝命されている以上、
この「Must」を無闇にボイコットはできないのが通常でしょう。
社長でさえも、株主や債権者などからの「Must」を無闇にボイコットはできません。(この場合は、売上、利益、配当、返済など)
この「Must」は引き受けざるを得ないのが現実ですが、
ここで大事になるのが、引き受ける本人が「自分はこの「Must」から束縛・拘束される被害者である」という視点にはまって、
束縛・拘束してくる相手(組織・上司・株主など)の期待通りに「Must」を達成することが自分の役割である、と視点が凝り固まってしまわないことです。
要は被害者にならないということ。(人生のオーナーシップを自らの手に)
例え、「Must」が変わらなくても
(なんなら、この「Must」の再設定を組織や上司に交渉するのだってアリ)
この「Must」の満たし方には何万通りの方法が合って、
その方法を探るには「自分ならでは」の方法が絶対ある!
(世に溢れている通例や常套手段が、あなたにとって、あなたが率いる組織にとって有効とは限りません)
と信じて、その方法を探って欲しいと思って、私は常にエグゼクティブ層の方々にそのようなスタンスで関わらせてもらっています。
「あなたならでは」「あなただからこそ」の「Must」の満たし方って何?
これがあなたがそのポジションに就いている存在意義でもあるのではないかと想っています。
そのあなたならではを探すために
<2>Will・・・やりたいこと、信条、価値観、こだわり
<3>Can・・・自分に出来ること、自分のリソース(強み、能力、経験、キャラクター、特性など)
をしっかりと洗い出してみて欲しいと想っています。
ここを探っていくと、「誰一人として同じ人はいません」
「自分がやらずして誰がやる!自分の出番だ!」
この道が見つかる信じています。
(“キャシャーンがやらねば誰がやる!”この境地ですね。 50代以上しか判らないであろう例えでごめんなさい)
つまずきを感じたら、自分ならではの解決方法は、何かしら無いのか?
ここを探ってみてはどうかと思います。
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さて
あなたが求められていること、期待されていることを
あなたならではの満たし方をするとしたら、
何かしら新たな道は開かれるでしょうか?

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自分が大切にしている「人生のオーナーシップを自らの手に」という世界観や
この言葉の言霊が僕に体験させてくれたこと、僕が思っていることを発信していく時期に
来たという感覚に従い、不定期ではあるものの、発信を始めてみました。
(何も真理を説くつもりはありませんし、どれも私の仮説です。)
ご覧になって頂いた方の何かしらの参考や刺激になれば嬉しいです。
では、また。
エグゼクティブ・コーチ
ヴィニー垂水


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