門下生、沼から抜け出しました
鹿児島在住で、川崎教室に通って来ているAさん。
(すごいよね?飛行機で来るんだよ!)
ご本人の許可をいただきましたので、
彼女のストーリーを紹介します。
私も含め、門下生たちは
自分の書いたものに「不満」です。
なぜ不満なのか。
理由は2つ。
ひとつは、
自分から生み出されたものに「飽きてる」。
もうひとつは、
「他人のを見て、そこに自分の中には無い発想と技術を見つけてしまう」。
ああ、自分はまだまだダメなんだ、と。
この2つを回避するためには
「新しい発想と技術を自分に取り込まなければならない」んです。
その方法として、ここ数ヶ月で取り組んでいるやり方があります。
(内容は割愛)
さて、そのやり方に取り組み始めたAさん。
「新しい自分の表現を身に付けたい!」と。
取り組みの、最初に書いたのがコレです。
↓
私のダメ出し。
「これは、いつものAさんだよ。書いてて楽しかったっしょ?ルンルン〜って書けるよ、これは。」
この作品のクオリティ云々ではないんです。
(むしろ、良い作品です)
今回は「新しい自分の表現」の追求なわけなので、これではダメです。
はい、やり直し。
(実際は細かい指導、指示を出してます)
次がコレ。
↓
ほほー。なるほど。
でも、設計図とは違う。
(作品を書く前に、設計図、メモを書いています。)
設計図と違っていたらそれはNGです。
家建てる時もそうだよね?
出来上がった家が、作ってるうちに色んな都合や感覚でやっちゃって、
設計図と違ってても
「まあ、これでも良くね?」なーんて
あり得ないですよね。笑
それと同じです。
「まあ、これでも良くね?」で済ませてしまうと
結局またいつもの自分の表現に戻ってしまう。
今回の取り組みの目的、なんだっけ??を
もう一度振り返って。
設計図、メモを忠実に。
はい、やり直し。
そして、深い深い沼に陥って、
抜け出せなくて、笑
悩んで悩んで
私と電話で話して、少し理解できて、
ついに、ついに、やり遂げたのが、
コレ。
↓
写真ではわかりにくいかもしれませんが、
これが、彼女が獲得したかった
“新しい自分の表現”です。
(ちなみに、真ん中くらいに
Just keep going.って書いてます)
繰り返しますが、
最初の2つの作品自体のクオリティが悪い
という話しではありません。
今まで知らなかった、できなかった、
新しい表現の獲得、ができたかどうか、です。
しかも、
この最後の作品に関して言えば
なまら良いです!!!
(なまら=北海道弁で「とても」)
カッコイイ!!
BARとか美容室とかに飾りたい!!
良かった、沼から抜け出せて…笑
おめでとう!!
このやり方を繰り返していきましょう〜
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