村上陽一

村上陽一

最近の記事

【1月】補助輪を外す Study@UniMalaya

1月の月記になります。今回も3章構成になっています。 【1. 授業について】では扱う言語が異なる中で、如何にして膨大な情報を捌いて試験対策を進めていくか?について、この1ヶ月で考えたことをまとめています。 【2. 語学について】では、言語や思考力のトレードオフなどを踏まえた上で、何のために語学を学ぶのか、どの地点を目指すのか、ということについて主に議論しています。英語を学ぼうかと迷っている人や、英語を学びながらもその目標地点や学習ペースに違和感を持たれている方の参考になれ

    • コミュニケーションの変化に見る性悪説

      リアルでのコミュニケーションだと、2チャンネルやTwitterのように相手を傷つけるような発言をする人は極端に少なくなる。 加えて近年現れたLive配信のコメント欄も、従来のSNSなどに比べて炎上が少ないと言われている。 例えば自分が相手のことを多少嫌っていたとしても、リアルな会話の中では穏やかなやり取りをする。 これはリアルのコミュニケーションになるほど、テキストだけでなく、表情、声、雰囲気や空気感、潜在的な実際の暴力、同じ空間を共有する他者からの視点など、あらゆる「制裁

      • 【12月】言葉と思考、感情と身体 Study@UniMalaya

        Midsemester breakも終わり、残るはあと3週間の授業を経てFinal Examに突入します。ところが本当にマレーシアは祝日休日だらけでして、Final Examの前にRevision Weekというテスト対策期間が丸1週間、更に最終週である第14週に祝日が2日あるという理由で第14週の授業がなくなりました。「家族とゆっくり過ごす時間」を大切にするこの国では、温かい家族がいないなどということは想定外のことのようにすら感じます。 この1ヶ月は一見順調なようにも見え

        • 1ヶ月を過ごしてみて Study@UniMalaya

          9月27日の夜に羽田を飛び立ち、マレーシアに到着して1ヶ月が経過しました。 この間、生活、文化や風土、勉強、自分の身や心に起きた変化、どれもが余りにインテンシブすぎて、少しばかり弛緩している自分がいます。笑 僕は法政大学からの「派遣留学」という制度を使ってマレーシアのマラヤ大学に来ているのですが、留学の規定によって毎月「月例報告書」を書かなければならないということで、折角ですし「月記」のような感覚でこちらの生活のこともシェアしていこうと思います。 因みに法政大学の生徒で

        【1月】補助輪を外す Study@UniMalaya