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生きていることは当たり前じゃない

あなたにとって大事な人を思い浮かべてほしい。
夫、妻、娘、息子、両親、兄弟、姉妹、祖父母、叔父、叔母、愛犬、愛猫。彼氏、彼女、友達、同僚、恩人。大事な家族。大事な人。
元気に生きている人もいれば、闘病中の人、空にいってしまった人もいるだろう。

人は毎日、目先のことに必死で生きている。そばにいる人が生きていること、そこに存在していること、いつも通り過ごしていることが当たり前だと思っている。連絡すれば返ってくる、会いたいときに会える、まだまだ長生きする、そう思っている。毎日ニュースで流れている事故や事件はどこか他人事で、自分には起きないから大丈夫と思っている。なんなら自分は長生きする、まだまだ先があると思っている。多くの人はわざわざ頭の中で考えたり、意図的に思っているわけではなく、そう思っていることにさえ気づいていない。

人間に限らず命あるものはいつか必ず終わりがくる。
このような言葉を聞けば「そんなのわかっているよ。」と言うだろうが、実際にはわかっていない。

いざ病気になった時、事故にあった時、事件に巻き込まれた時、災害に巻き込まれた時、何かしらが起きた時に、命の尊さや当たり前と思っていた日々が当たり前じゃなかったことに気づくのだ。失ってからでは遅いのに、失わないと気づかないのだ。

家に帰れば家族がいる、田舎に帰れば祖父母が出迎えてくれる、気の合う友達がいる、愚痴を言い合える同僚がいる、自分が健康で過ごせていてやりたいことを思うようにできる。今置かれている状況や環境で当たり前なことはひとつもなく、一瞬一瞬がとても尊くて大切な時間であり、貴重な時間であることを忘れてはいけない。

毎日感謝をして過ごしてほしい。そばにいてくれる人たちを大事にしてほしい。健康を願い、できるだけ一緒に過ごせることを願い、今までも今も支えてくれていることに感謝する。伝えられる時に感謝を伝える。自分にも忘れず感謝する。

目先のことに一生懸命に過ごすことも決して悪いことではない。
けれど、毎日のほんのちょっとの時間だけでも感謝を感じたり伝える時間をとってみてはいかがでしょうか。
あなたの毎日が、未来が、少しでもいい方向に変わると思います。

今日もありがとう。♡


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