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癒しとは、きっと癒すでも癒されるでもなくて、気がつけばそこで癒えるもの…

中動態という概念を取り入れることで、ものの見え方が変わってきた。

とりわけ読みやすく理解しやすかったのが、國分功一郎と熊谷晋一郎のダブイチ先生の対談が収められた「<責任>の生成-中動態と当事者研究」だ。

文法にとらわれている私たちは、この世が能動態と受動態、「する」か「される」かで成り立っていると思い込んでいる。

しかし実際は「する」でも「される」でもなく「してしまっている」「なってしまっている」という世界を生きている。

こうした「する」でも「される」でもない中動態の世界に視点をおくことができるようになると、これまで納得がいかなかった事象やモヤモヤしていた暗い気持ちに光明がさしてくるはずだ。

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