見出し画像

書評『村そだちの学生 世間に揉まれる: 自伝的エッセイ シリーズ03』

1 書評作品の紹介(シリーズ)

著者:

イラスト:

 今回は、「シリーズ03」の書評となります。

2 書評

 今回のyoko_sさんの素敵な作品の第三弾目を読めて、嬉しい限りです。特に、全く大学生らしくない大学生活とその時代を送った自分自身として、他の方の大学時代は、どういうものか知りたかったです。
 そして、色んな意味で安心しました。yoko_sが一時的に新興宗教の信徒として過ごした話を読んで、自分自身のことを思い出しました。恥ずかしい話、実は6年前の19歳の時、浪人中に、「新興宗教を創設しよう!」と、二十歳未満ながら、教祖を志しました。(文中のyoko_sさんと逆の立場で冷汗をかきました。)
 ですが、幸いなことに、自分自身、「誠実」という徳を大切にしているため、世界中の宗教や神学並びに宗教哲学を学び続けた結果、次の二つの結論を出しました。

「無知の知」(結局、真理なんて、知りえないし、分からないよね…)
「最も実直な宗教は、言語も概念も無いものだ。」 (自然への回帰)

 yoko_sさんの御自身による御自身の為の決断と決行をされて、自ら自力で新しい道を見出しては、歩み出して、進まれたことに、本当にホッとしました。
 また、「実家暮らし」を偏向的に批判や否定したり、中には、非難や軽蔑する社会の声も決して少なくない中、yoko_sさんのご両親の姿勢、そして何よりも、yoko_sさんのご前進ぶりに、「色んな考え方ややり方があるけど、結局、『確りと善く変化すること』が出来れば、正解になるよね…」と、今の自分自身の選択とその境遇からの、私的な解釈からの感想ですが、勇気と安心感を頂きました。

3 結語

 皆さんも、ぜひとも、yoko_sさんの素敵な作品の第三弾目を購入して、読んでみて下さい。今作で、孤独と独学独行の道を歩んでいる哲学者として、なかなか行えないものの、確りと心に刻ませて頂くyoko_sさんの想いが、以下の通りであり、皆さんに、ぜひ吟味して頂ければなと思っております。

1人で模索するということ。背景に知性のバックアップが無い、ということが、どういった選択や結果を招くのか。一例として、汲み取っていただけると幸いです。〖この本のはじめに〗


ありがとうございます。心より感謝を申し上げます。