夫婦円満の秘訣

実は私、二度ほど結婚しています。「私さんと結婚した人は幸せになれると思う」なんて言われたことがあるほど性格は大らかだし、家事なんかも平均的にはこなせていると思います。でも私は知っている。私と結婚したけど幸せになれなかった男を。

昔の小説で「誰と結婚しても結婚生活なんてそれほど変わらない」なんて内容の話がありました。でも私の場合、一度目と二度目の結婚では自分の幸福度が天と地ほどの差があります。一度目の時はそれなりに幸せな時間もたくさんありましたが、後半は毎日お風呂場でひとりで泣いていました。では二度目の今はどうかというと、私は現在も主人と一緒にいます。一度目の結婚時の約二倍の年数を共に過ごしています。もちろん大変なことや苦労がたくさんありました。それでも毎日楽しいし、今の生活を心から幸せだと思える私がいます。この違いは何でしょうか。

私が配偶者に求めるもの。それは「尊敬できる人であってほしい」ということです。「こんなに素敵なアナタと一緒ならたとえ貧しくてもどんな苦労があろうとも頑張っていけるわ」という気持ちで苦労を苦労とも思わずに楽しく過ごせて来たのが今の結婚です。もちろんこの先も一生一緒にいたいと思っています。最初の結婚の相手は、相性もあるかと思いますが私にとって尊敬できるような人間性ではなかった。私が幸せにしてあげられなかった分、今はどこかで幸せに暮らしていてくれたらいいなと思います。

さて、相手に「尊敬できる人間」を求めるなら自分もそのような人間でなければいけません。相手に求めるばかりでは、お互い支え合うことなんてできない。というわけで、私も主人から「尊敬されるような人間になりたい」「ずっと大好きでいてほしい」との思いで日々精進できるよう頑張っています。

こんな感じの家庭なのでコロナ離婚が増えている今、リモートワークになろうが休校になろうがストレスもたまらずにみんな笑顔で楽しく過ごせています。この幸せをこれからも大切にしていきたいと思います。