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【食い物のうらみ】 ヤーヤーヤー祭り

とってもやさしくて子煩悩で 大好きな主人なんだけど

いかんせん人間に生まれついたからには

間違えることもあるわけで。


人には言えないモヤモヤを、ここにそっと置いておきます。


もうここ何年も、毎週自宅にヤ○ルトさんを招いています。

ヤ○ルトレディーが持ってくるヤ○ルトって、

スーパーに置いてあるものとは違うのをご存知ですか?

ヤ○ルト400といって、スーパーにあるものよりもクオリティが高いのです。

そして4月から新しくヤ○ルト1000という商品が発売になるということで

かなり早い時期から、そのお話を伺っていました。

それがとても良い商品らしく

詳しいことは割愛しますが、私は家族全員に飲ませたいと考えました。

今までのヤ○ルト400は、三女だけが飲んでいたのです。

さっそく家族に打診したところ、次女はいらないと言ったので

主人と三女と私の分をお願いすることにしました。

1人1日1本を飲む計算で、1週間分をまとめて配達してくれます。

なので一度に21本のヤ○ルトが自宅に届くことになります。

私はずっと飲むのを楽しみにしていたので、毎日欠かさず飲みました。

三女もヤ○ルトを飲むのが習慣になっているので忘れません。

主人は…最初は喜んで飲んでいたのですが、そのうちだんだん飲まなくなり

冷蔵庫にヤ○ルトの在庫がたくさんたまっていきました。

「ヤ○ルトすごいたまってるね」と言いながらもなかなか飲まない主人。

その頃ヤ○ルトさんの話によるとヤ○ルト1000がすごい人気で

生産が追いつかないらしく、買いたくても買えない人が

順番待ちをしているそうなのです。

私は早い段階から意思表示をしていたのでたまたま3人分買えているのですが

もし買うのをやめたあとに再び買いたくなった場合は

キャンセル待ちの列の いちばん後ろに並び直すことになるのです。

なので我が家の冷蔵庫に大量に余っているヤ○ルト1000がもったいない。

その分があれば、順番待ちの1人が飲めるようになるのにって。

たまっていくヤ○ルトに耐えられなくなった私はヤ○ルトさんにお願いして

次回から1人分減らしてもらうことにしたのです。

そのことを主人に話し、それでも在庫はたくさんあったので

(在庫がたくさんあるうちは)飲んでもいいんだよって言いました。

するとその日以来、主人は毎日ヤ○ルトを飲むようになり

在庫の分がどんどん消化されていきました。

そして在庫分がきれいさっぱりなくなり、

三女と私が頼んでいる2人分だけになったのに

主人は毎日飲むのをやめません。

おかげで私が飲めなくなってしまいました。

「あなたの分はもうないから」

言えば済むことなのかもしれません。

でもそうすると、変な空気になって逆にこちらがが気を遣うことになりそうで。


先日、こんなことがありました。

スーパーの鮮魚売り場で美味しそうなブリカマを見つけました。

ブリカマは主人の大好物。私も魚の中でブリがいちばん好きなので、

その日の夕飯のメインはブリカマの塩焼きに決めました。

ところが家族が4人なのに対してブリカマは3つしかありません。

でも子供達、とくに三女が焼き魚を嫌がることが多く

他のおかずも用意することから、三女と私で半分こすることにしました。

食事の時間になり、大体いつもそうなのですが

私がまだ動き回り、席に座らないうちから主人は食べ始めていました。

誰にどのカマを割り当てるか決めるときに私は迷いました。

三女と半分にするから、自分の分はいちばん大きなカマにするべきか。

でも分けておいても三女は魚を食べない可能性がある。

そうなった場合申し訳ないので、いちばん大きなカマを主人

次に大きいのを次女、いちばん小さいのを三女と私で分けました。

主人は「うまい、うまい」と喜んで食べてくれて、それは嬉しかったのです。

そして食べ始めた三女もブリカマのあまりの美味しさに、すぐに完食。

三女に甘々な主人は気を良くしながら言いました。


「おいしかった?じゃあもっと、ママからもらわれ」

そのとき、私の空気が変わったそうです。


まだ食べていなかった自分の皿の、ほとんどのブリを三女の皿に分け与え

皿に残った骨と皮をさっさと処分して、

ブリのクズしか残っていない皿に他のおかずを入れました。

心の変化を気づかれていないつもりでしたが、

私は自分に嘘をつくことができず、すぐに態度に出てしまいます。

なのでしばらくすると家族全員が聞いてきました。

「ママ、何で怒っているの?」と。

そこで主人が「ブリやろ?」と言って、

自分の皿から身の塊を私の皿に寄越しました。

みんなが不思議そうに私の顔を見るので、思い切って言わせていただきました。


主人にいちばん大きなカマをあげて、自分はいちばん小さなカマを分けたこと。

三女が割り当てられた分を全部食べてしまって、

私が「じゃあもっとあげるよ」と自分から言うのは構わない。

でも何であなたが「ママからもっともらえ」と言うのか。

そこは「俺の分もわけてあげるよ」じゃないのか?

私は食べなくてもいいということなのか?


主人は、一人っ子長男の時期がとても長かった人です。

昔から独り占めが当たり前だったのかもしれません。

そして私は3歳上の姉がいるので、いつも何かを与えられるときに

先に選ぶのは姉の方でした。

どうして私の機嫌が悪くなったのか

「そんなにブリが食べたかったんだ」と、主人は思っていることでしょう。

でも問題は、そんなことではないのです。

他のおかずもあるし、別にブリを食べられなくてもたいしたことではないのです。

問題なのは「自分の存在を蔑ろにされたということ」

主人はいつもやさしい反面、ナチュラルに男尊女卑の傾向があり

私のことを軽んじている発言が時々見受けられます。


ちなみに、ブリの件を話した直後からの主人は

「どうせ僕が悪いんですよ」とブツブツ小声で呟くようになり

その後何日かは夫婦間が変な空気になってしまいました。

嫌な思いをしたのは私なのに、気を遣わなければいけないのも私…。

だからヤ○ルトのことも言うことができないのです。

昨晩も主人は当たり前のように飲んでいました。


モヤモヤの範疇を超えてしまいましたが、クリオネさんの企画の記事になります。

クリオネさん、まだお話したことがないのに

長文でディープな内容になり、すみませんでした💦

堂々と愚痴を言える機会をいただき、黙って見ているわけにはいきませんでした。

素敵な企画を ありがとうございます。

ここに書いたので、これ以降はスッキリ忘れたいと思います。

ヤ○ルトを飲むのを見るたびにモヤモヤするのは避けられそうにありませんが。

面倒臭い女と、馬鹿な男のお話でした。


あとはYAH YAH YAHを聴いて、早めに寝るのをオススメします。


あぁ、でもお昼に主人とランチに出かけて

私の方が高いものを食べたので、少しだけ溜飲が下がった気がします。

何だかんだ言って、本当は仲良しなんです。


ー完ー

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