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オメガ3と生活習慣病⑯改善への糸口

サプリメントなどで近年人気になっているのがオメガ3脂肪酸を含んでいる商品です。
オメガ3脂肪酸とは、不飽和脂肪酸で必須脂肪酸のひとつになります。体の中では合成できない脂肪酸のため食事などから摂取することが必要な栄養素です。
オメガ3には様々な生活習慣病を予防する効果があるとされています。
予防できる具体的な病気としては、心筋梗塞や動脈硬化、肥満、脂質異常症、高血圧の予防などが挙げられます。そのほか、炎症を抑えたり、がんを予防する効果なども期待できます。
この生活習慣病を予防する効果はコレステロールを下げる働きと、中性脂肪を下げる働きがあるためだと考えられています。
オメガ3には血液の流れを塞いでしまう働きのある悪玉コレステロールを減らす働きのあるDHAやEPAが含まれています。また、余分なコレステロールを回収してくれる善玉コレステロールを増やす働きもあることでコレステロールを減らしていくことができます。
中性脂肪は体のエネルギーとして必要なものですが、増えすぎると体脂肪として蓄積されます。溜まった体脂肪は内臓や皮下脂肪として蓄えられ、肥満や病気の原因となってしまいます。しかし、オメガ3脂肪酸の一つであるEPAを継続的に摂り続けることによって血液の中の中性脂肪を減らすことができることがわかっています。
このような働きから、脂質異常症や高血圧などの病気も防ぐことにつながります。
オメガ3脂肪酸を含む、食材としては青魚に豊富に含まれています。ブリやサバ、さんま、イワシ、鮭、アジ、マグロなどに多く含まれており、脂が多く乗っている魚の方が含有量が多くなります。
1日の摂取量としては、イワシなら2尾程度になります。脂に含まれている成分のため、焼き魚などの脂を落とす調理法だと量は減ってしまいます。
脂をしっかり摂りたいという場合には、脂も溶け込んだ汁物などがオススメです。煮魚にする場合には、煮汁まで食べられるように工夫をするのも良いとされています。
最も効果的に取れるのは刺身です。
魚が苦手だという場合には、エゴマ油やシソ油などの油が有効ですが、加熱に弱いためそのままスプーン1杯を飲むか、出来た料理にさっとかけたり、サラダのドレッシングとして使うなどの形で取り入れていきます。
そのほか、くるみなどのナッツ類、チアシードなどにも含まれています。
食事だけで取りにくいという場合には、サプリメントで補うことも効果的です。

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