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推しと私の16年。


今日は、今晩は、ハタマタおはようございます。セオです。皆さまいつもnoteもお読みいただきありがとうございます。突然なのですが皆さんには推しという存在はいますか?最近本当に耳にする機会が増えましたよね”ファン”ではなく「推し」って言葉。先日NHKでも「推し活」の流儀、なんていう特集も見たしみんなそれぞれ好きなものは違うけれど他人事とは思えなかったそんな私です。


さて、早速ですが私と”推し”の歴史を振り返ってみましょう。

出会いは今から16年前に遡ります。当時ハマりにハマった大好きな漫画がありました。その主人公役を推しが実写映像でやることになり、「漫画から出てきたような美しすぎるビジュアル」と、「声優さんが吹き替えてるんじゃないの!?と思うほど聞き惚れてしまう声」にドキドキが止まらず、叶うことは絶対にない片思いがスタートした瞬間というわけです。その後は公式HPに毎日のように応援メッセージを送ったり、今まで出た彼の作品を見たり、と本当に初めての推し活を思う存分に楽しみました。新たな一面が見れたり、彼のことを知れるたびに嬉しかった。


そして推し始めてから数年。推しの初舞台が決まりました。彼に初めて会いに行こう、と決心しました。会いに行こうと言っても舞台なのでこちらが一方的に見るだけだということはわかっていましたが、その日が楽しみで楽しみで、チケットが家に届いた日には飛び跳ねるように喜びました。彼を通じてファンの友達もできて、一緒に舞台にいこう!と約束もしました。お互いチケットを取って、良い席の方で入ろう!と、彼女は名古屋に住んでいたので私より一足早くチケットが到着し、なんと3列目。こんなに近くで見れるの‥?と大喜びしていた矢先、私のチケットが到着。なんとそのチケットは正真正銘の最前列どセンターでした。


舞台の日、私は一生この人のことが好きだなと思いました。この人のお芝居も、人柄も、声も顔も全部が好きだなと。この日のことはきっとこれから何度彼に会おうとも絶対に忘れないと思います。それほど特別な日に特別な席を用意してくれたんだ!とそんな些細なことがとても嬉しかったのです。


その後、大学生になってからも社会人になってからもトークショーや写真集の発売イベント、オンラインお話会などで彼と話す機会は何度もありました。もちろんこれは当たり前のことではないし、「推しは推せる時に推せ」という言葉は本当に言葉の通りだと、何の間違いもなくその通りだと私は思っています。彼が大学生になった時に彼は私たちファンにほとんど姿を見せることがなくなりました。仕事より大学生活が楽しかったのは後に色んな場所で語ってくれることになりますが、当時は「もう一生見れないのだろうか」「役者をやめてしまったのだろうか」と道標を失ったような気持ちでした。好きになってから今までずっとイベントに通って、100近い出演作品を全部見てきました。だからこそ思うのです。推しは推せる時に推せ、と。彼は一生俳優として画面の中で演じ続けて、時にはステージや小さなブースで私たちファンを待ってくれているのだろうけれど、今日見た景色をまた見られるとは思ってはいけないし、今回会えなくても次会いに行けばいいと思って、その次の機会がやってこないことも全然あると思う。私はいつも運がいいんだ、と思うようにしている。


何度か話をしているうちに「いつもありがとう」と声をかけてもらうようになり、他愛無い話で盛り上がることもできるようになった。大体いつもギリギリまで話すことを考えていない私が、就職を目前にした大学生最後の握手会で彼に夢の話をしたことがある。「今年就職活動なんですけど、いつか映画監督になりたいと思っています。あなたがきっかけです。素敵な夢をありがとうございます。」と。完全に自己満足だった。でもどうしても言いたかったので一生懸命話した。そんな私に推しは、「本当?ありがとう、僕のこと使ってくださいね!」と声をかけてくれた。私は泣きそうになりながら精一杯頷いてブースを去ろうとしたその時、背中を向けた私に推しが「頑張れ未来の映画監督!」と大きな声で呼びかけてくれた。私は胸がいっぱいになって推しのことを推さない理由を見つけられなくなった。


後にも先にもこんなにも好きな人には出会えないと思う。今でも思うし、これからもきっとそうだと思う。彼は本当に色々な景色を見せてくれたし、遠すぎる背中を今でもずっと追いかけ続けられるのが本当に嬉しい。追いかけられるってことはどこにも行かないで背中を見せて走ってくれているから、だと思う。届くなんてさらさら思ってないし届かなくていい。届いてはいけない。もっと人気者になって、もっと遠くに行ってくれてもいい。そこにいるって分かるだけでいい。私にとって推しはそんな存在である。大袈裟じゃなくて生きる糧であり、希望である。


ちょっと熱くなってしまったけれど、私と推しの物語はまだエンディングを迎える予定はない。To be continued......本日もお読みいただきありがとうございました。

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