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【読書録】上杉鷹山〈上〉

おはようございます!非凡なる凡人、いがちゃんです!

今日はまた一段と暑い1日になりそうですね!


だいぶ前から読もう読もうと後回しにしていた本。

『上杉鷹山〈上〉』

もっと早く読めばよかった!

いやでも、いま読めてよかった( ̄ー ̄)bグッ!

九州高鍋の小藩から養子に入り、十七歳で名門上杉家の藩主の座についた治憲は、自滅か藩政返上かの瀬戸際にある米沢十五万石を再建すべく、冷メシ派を登用し改革に乗り出す。


藩のピンチのときに若くして藩主になり、改革に踏み出すその姿はかっこよすぎます\(^o^)/

人格者、これぞトップに立つ者の見本のような人だと夢中で読みました。

覚悟を決めて立ち上がって、まずは仲間を集めて、自分たちが変わろうと語る姿はまさに経営者のあるべき姿だなと思います。
自分としての考えをしっかり伝えていて、心を変えることの大切さを問いている。

簡単なことではないと認識していて、それでもやろうと辛抱強く続けていて、
これはどの時代においても変わらずで、普遍なものなのだなと改めて認識しました。

もちろん人の世の中は、何をいっているかを大切にすべきであって誰がいっているかは問題ではない。しかし、人は悲しいものだ。必ずしも理屈どおりにはいかない。やはり、誰がいっているかによって、大きく左右される。そこで頼みがある。おまえたちも少し自分を変えてほしい。貼られた色目の紙を片隅でもいいから自分で剥がせ。つまり自分を変えてほしいのだ。
(中略)
つまり、自己変革は藩の変革のためにまず成し遂げなければならない藩人の義務なのだ。
「改革とは、藩政を変えることではない。自分を変えることなのだ」
その夜、自室に戻ると、治憲は佐藤文四郎にいった。
さらに、
「自分を変えるとは、生きかたを変えることなのだ、容易なことではない......」とつづけた。
三つの壁とは、
1 制度の壁
2 物理的な壁
3 意識(心)の壁
である。
治憲は「改革とは、この三つの壁をこわすことである」と思った。中でも、特にこわさなければならないのは、「3」の心の壁、だと思った。


どこまでも藩民のことを考えていて、信念を貫く姿もすごい!
民主主義という考えが世界にない、この時代において、それを実践することは凄まじい!!(*^^*)
この人ならついていこうと思える!

しかし、その中にも、きっとひとつやふたつ、火がついてくれる炭があろう。私は今、それを信ずる以外にないのだ。そのためには、まず、おまえたちが火種になってくれ。そしておまえたちの胸に燃えているその火を、どうか心ある藩士の胸に移してほしい。
「大変だ。しかし他人に何かやってもらうのには、まず、頼む人間が自分でやってみせなければ駄目だ。してみせて、いってきかせて、させてみる、ということばがある。私もそれで行く」


上巻では、いくつもの困難にぶちあたる!
特に、重役たちの凝り固まった頭は強敵。
この時代の士農工商の定着率のすごさも伺える。
ある意味、江戸幕府をつくった徳川家のすごさも垣間見える。

武士のプライドの高さすごいなって。
でも、これ現代でもないかなって振り返るきっかけになる。
会社員はこういうものって決めつけていたりしなかなって。
なんかそういう勝手なフィルタがついちゃってないかなって。


取っ払って、切り開くの大事。


さ、今日も気張っていこ(-ω☆)キラリ

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