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アッシジの小さなホテル

イタリア・アッシジの聖フランチェスコ大聖堂から下ったところにバスが発着する広場があって、そこから町に入るためにサン・ピエトロ門をくぐります。くぐったすぐ左側にあるこじんまりした2つ星ホテルによく泊まっていました。
旧市街は車が制限されていたけど、ここは門の横なので朝から車の音がするし、部屋も狭い(特にシングル)など多少の難はあっても、バス停からすぐだし、おじさんは感じがいいので好きな宿でした。

朝ごはんは外のテーブルの大きな木の下に座って、カプチーノとコルネット。お天気がいいと気持ちがよくて、鳥の声を聞きながらその日の予定を考えるのが好きでした。
あれからずいぶん時が流れたので、息子さん夫婦に代替わりしたのだろうと思います。おじさんは元気だといいけどなぁ。

すぐ左横もホテルみたいで(当時はほとんど目に入っていなかった)、そこの入り口は階段を上がった2階のようでした。イラストだと、花が飾ってあるテラスみたいなところが玄関のはず。

昔の写真を見返すと失敗したカットもたくさんあって、使い物にならないなと思っていたのですが、スケッチの元にするには悪くないと思っているところです。

昨日まで3日間、アッシジの春のお祭りで、今朝ライブ映像をのぞいてみたら勝敗が決まったようで、中央の広場で文字通りお祭り騒ぎでした。
現地はたぶん、深夜の1時半すぎくらい?
私が住んでいた町の下部ソット地区が勝ったようでした。
お気に入りのホテルも下地区です。

歩いて回れる小さな町なのに、住んでいたのが下部地区で大聖堂が近いこともあり、下部のほうが馴染みがあります。
生きているうちに、もう1度くらい行けたらいいなぁと思います。
そうしたら今度は4ツ星にでも泊まろうか?
でもやっぱり、清貧の聖者といわれるフランチェスコの町だし、2ツ星のこじんまりした所が性に合ってるかもしれません。
また、ガイドブックには大々的に出てはいないけど、修道院の宿もたくさんあります。夜は門限があると思うけれど、シスターが作る食事が食べられるはず。

アッシジについてはnoteにさんざん書いてきました。
上記のホテルのことも少し書いてますね。
記憶がさらに遠のかないうちに、書きたい場所があるのですが、それも気が向いたらかな。


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